妊娠14週目の胎児の発達/顔に表情が生まれてきます

2017年1月 6日

妊娠14週目(妊娠4ヶ月)の胎児に見られる発達で、最も大きな特徴は、顔の筋肉を使って表情が生まれることです。

赤ちゃんは眉をひそめて不快な表情を見せたり、目を細めたり、外的刺激に反応を示すようになります。

これは、赤ちゃんの脳細胞が驚くべきスピードで増殖し、成長を続けている証で、この頃には既に脳は、左右の2つの領域に分かれています。

ここでは、妊娠14週目にみられるおなかの中の赤ちゃんの大きさ、脳や身体の発達、妊婦の体の変化について分かりやすく表現した動画を紹介します。

妊娠14週目のおなかの赤ちゃんの発達

急速に成長し、左右の2つの領域に分化した脳は、それぞれが、身体の反対側の運動をコントロールしています。もし、赤ちゃんが、右手のかわいらしい親指を吸っている場合、それは、発達した左側の脳によって行われていることを意味します。

また、口に指を入れる仕草は、肘の関節が、曲げ伸ばしができるくらいまで形成されている証拠でもあります。

今まで胎児は、やわらかな体を反射的にぴくぴくと動かす程度でしたが、妊娠14週目になると、より滑らかな動きになります。動きは次第に活発になっていきますが、母親は、まだこの時点では胎動を感じることは難しいようです。

身体の発達

妊娠14週目の赤ちゃんの身長は約9cm、体重は約42グラムで、レモンや大人のこぶしほどの大きさです。姿勢がよくなって頭がよりまっすぐになり、首がより長くはっきりと見えてきます。

短かった腕と脚が長くなり、手足が体の残りの部分につりあうように成長しています。

産毛と呼ばれるやわらかくて超極細の毛が発達していき、胎児の体全体を覆って暖かく保ってくれます。この産毛は、これから脂肪が十分に蓄えられる妊娠36週目くらいまでは、体の表面を覆い続け、出産を迎える頃にはほぼ抜け落ちています。

器官の発達

消化管はまだ腹部に移行している段階ですが、妊娠14週目の時点で、胎児の臓器はすべて形成されており、これからどんどん成長していきます。

肝臓は胆汁を生成し始め、脾臓(ひぞう)では赤血球が作られ始めます。脾臓で赤血球が作られるのは、骨髄で血液が作れるようになるまでの間で、産後は、その機能は失われます。

妊婦の体の変化

体のだるさがなくなる
妊婦は、体のだるさや疲れやすさがやわらぎ、エネルギッシュに活動できるようになります。もし、疲労感や倦怠感を伴うようなら、水分が不足している可能性があります。
妊娠中は、胎盤での酸素や栄養、老廃物の受け渡しを円滑に行うために、水分補給をしっかりと行い、体液(血液)循環を良くすることが大切です。そして、鉄分の摂取を心がけ、必要に応じて休養を取りましょう。
流産のリスクが低下する
まだ安定期ではありませんが、胎盤が完成するので、妊娠14週目の終わり頃には流産の危険性が低くなります。
子宮が大きくなる時に、おなかに軽度の痛みを感じることがありますが、もし、それが激しい痛みや頻繁に傷む場合、または、出血を伴うようなら、医師に受診しましょう。
おなかがふくらみ始める
子宮が、恥骨からはみ出してくるので、おなかが徐々にふくらみをみせます。一般的に経産婦の方が初産婦よりも、おなかが大きくなるのが早いといわれています。また、腹筋が強かったり、もともとおなか周りの脂肪が多かったり、子宮の位置が後ろよりに傾いていたりすると、この時点では、まだおなかのふくらみが目立ちにくい傾向があります。
つわりが落ち着く
胎児の器官の形成が完了するとともに、ほとんどの場合、つわりの症状は落ち着きます(なかには出産まで続く人もいます)。

つわりは、母胎と胎児を危険から守るためにあるって知っていますか?

つわりになると、特定の食べ物が食べられなくなりますが、実はこれらの食べ物は、妊娠初期の流産や胎児の先天異常につながるリスクがあるものだといわれています。

妊婦の体は、潜在的に妊娠の継続に害のある物質を遠ざけているのです。

その他の参照元:
1. What Happens at 14 Weeks Pregnant?
2. What is My Baby Doing at 14 Weeks of Pregnancy?
3. How Should I Feel 14 Weeks Pregnant?