妊娠3週目には受精卵が子宮に着床し、正式な妊娠が成立!

2017年1月12日

妊娠3週目の終わりには、受精卵が子宮内膜に着床し、母親と赤ちゃんがつながる記念すべき瞬間を迎えます。

妊娠1、2週目に母親の体内で生まれた受精卵は、妊娠3週目になると、細胞分裂を繰り返しながら卵管から子宮に約6日間かけて旅をして着床します。正式な妊娠の成立です

この細胞分裂において、何らかの要因で受精卵が二つに分かれてしまったものが、一卵性双生児になります。

ここでは、妊娠3週目に、受精卵が細胞分裂を繰り返して子宮内膜に着床し、妊娠が成立するまでの様子を分かりやすく表現した動画を紹介します。

受精卵について

驚いたことに、赤ちゃんの性別は受精卵が誕生したときに、すでに決定されています。

受精卵には46本の染色体が含まれています。母親からはX染色体のみを23本、父親からはX染色体かY染色体のいずれかを23本受け取ります。赤ちゃんの性別は、父親から受け取る染色体がXかYかによって決まります。

この合計46本の染色体の中には子供の全ての遺伝情報(髪や目の色、顔のかたちなど)が入っています。

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赤ちゃんの性別の決まり方と男女の産み分け方法について >

着床できるように姿を変えていく受精卵

母親の卵子と父親の精子が結合したばかりの受精卵は、ただ一つの細胞からなる単細胞ですが、受精後12時間で、まず2つの細胞に分裂します。

その後は、4つ、8つ、そして、72時間後には16に分割され、そのまま大きさは変えずにどんどん細胞分裂を繰り返して増殖し、子宮に着床できるように姿を変えていきます。

このようにして、受精卵は、卵管から子宮に移動しながら、細胞分裂を続けて「胚盤胞」と呼ばれる状態になり、子宮内膜の上側に着床します。その後は、子宮壁の血管から原始的な循環システムを通して、母親と酸素と栄養素、老廃物の受け渡しを行っていきます。

このとき、子宮の出口付近に着床した場合は前置胎盤に、そして、子宮以外に着床した場合は子宮外妊娠になってしまいます。

胚盤胞とは

驚いたことに、着床する前の胚盤胞では、すでに、後に胎児になる部分の内細胞塊(ないぶさいぼうかい)と、赤ちゃんの生命線「胎盤」になる栄養膜や卵黄嚢がみられます。

この段階の内細胞塊を形成している数百の細胞はどれも、ヒトの体のどの部分にでも分化できる能力をもっています。

羊水嚢になる腔内の細胞の周囲には、液体が集まり始めています。この液体は、後に赤ちゃんの周りを取り囲んで保護する羊水になります。

胚盤胞は、着床後も細胞分裂を続けていき、胎児となってこれから9ヶ月間、母親の子宮の中で成長していきます。

受精卵が着床した後の妊婦の体の変化

受精卵が子宮に着床すると、妊婦の体からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンが分泌されます。hCGは、排卵をとめ、妊娠を維持するのに必要なエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン) の分泌を増加させていきます。

このhCGは、妊娠検査薬で陽性を示す化学物質で、一般的に、尿の検査で確認できるようになる(陽性反応が出る)のは、次の生理予定日の1週間後(着床後2週間後)だといわれています。

また、妊娠すると、プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響により、基礎体温が高く保たれます。もし、基礎体温が18日間連続して上昇しているなら、妊娠している可能性があります。

受精卵が子宮内膜に着床するときに、着床出血と呼ばれる軽い出血が見られることもあります。もし、出血とともに、おなかに強い痛みがある場合は、子宮外妊娠の可能性があるので受診しましょう。

その他の参照元:
1. Your pregnancy: 3 weeks | babycenter