器官形成期に入る妊娠4週目の赤ちゃんの様子

2017年1月13日

妊娠4週目に入ると、早い人はもう妊娠していることが分かる時期です。おなかの中の赤ちゃんはいよいよ器官形成期に突入します。

信じられないかもしれませんが、妊娠3週目には細胞の塊にすぎなかった受精卵が、妊娠4週目の終わりには、これから8ヶ月間かけて形成されていく赤ちゃんの主要な臓器のもとを作ります。

ここでは、妊娠4週目に、母親のおなかの中で、受精卵から赤ちゃんの各器官の元が作られていく様子を分かりやすく表現した動画を紹介します。

妊娠4週目の赤ちゃんの発達

妊娠4週目の赤ちゃんは、ちょうどポピーの花の種子の大きさ(1mmから2mm)で、「胎芽(たいが)」と呼ばれます。

胎芽とは、受精卵が子宮に着床した後の呼び名で、これから胎児になる妊娠10週目(胎週8週目)までは、器官形成期として、体の主要な器官のもとが作られていき、次第にヒトのような形になっていきます。

体の各臓器のもとになる細胞が発達する

妊娠3週目の終わりに2層(将来的に赤ちゃんになる部分と、栄養部分)に分かれていた受精卵のうち、妊娠4週目には、赤ちゃんの元になる部分(細胞の塊)から、3種類の胚葉(はいよう)と呼ばれる異なる層(外胚葉、中胚葉、内胚葉)が形成されます。

3層の胚葉の細胞には、既にそれぞれに役割が決められており、これから赤ちゃんの臓器と身体部分に、神経系から順に進化していきます。

外胚葉

胚葉のうち、最も外側の層で、赤ちゃんの脳、神経系、目、髪、歯、爪、乳房、汗腺、歯のエナメル質、および皮膚を形成します。

中胚葉

心臓や血管、骨、筋肉、腎臓、皮下(皮膚の下)組織、および生殖器系を形成する中間層です。

内胚葉

最も内側の層で、消化器官(胃、腸)、肺、肝臓、膵臓、膀胱、甲状腺などの器官になっていきます。

胎盤が形成され始める

胎盤細胞の絨毛(突起)が子宮内膜にしっかりと根をはり、母親の血液から栄養素と酸素を受け取ることができるようになります。胎盤が完成する妊娠13週頃までは、卵黄嚢(らんおうのう)とよばれる栄養の袋から赤ちゃんは栄養を得て成長していきます。

羊水嚢や羊水嚢の内側にある羊水ができ、赤ちゃんを包み込んで保護します。

妊婦の体の変化

産婦人科で受診し、経膣超音波(エコー)検査で、胎嚢(赤ちゃんを包む袋)が見られると妊娠が確認できます。まだ赤ちゃんは小さすぎてエコーでは確認できません。

母親は、ホルモンバランスの変化によって、気分の変動や月経前症候群(乳房の張り、下腹部の痛み、吐き気、けだるさ、腰痛など)が見られることがあります。

この時期は、赤ちゃんの脳や脊髄の先天性欠損症を防ぐために、葉酸の摂取を心がけましょう。

妊娠が判明したら、お酒は控え、たばこはやめ、適度な運動を行います。

その他の参照元:
1. Fetal Development Week 4 (Pregnancy Health Guru)
2. 4 Weeks Pregnant | What To Expect