双子を妊娠した場合、妊娠糖尿病や早産を防ぐためにはどうすればよいか?

2017年3月 1日

カナダで行われた大規模な研究では、双子を妊娠すると、妊娠糖尿病のリスクが高くなることが分かっています。

万が一 妊娠糖尿病になると、早産の危険性が高まるので注意しなければなりません。

また、双子を妊娠した女性は、胎児の位置や妊婦の年齢など様々な要因が絡み合って、約60パーセントが帝王切開で出産しているといわれています。

ここでは、双子を妊娠した場合、妊娠糖尿病や早産を予防するために、どのようなことに気をつけるべきかなど、妊婦が知っておきたいことについて、ユタ州病院の分娩看護師によるアドバイスを分かりやすく紹介します。

双子の妊娠についての不安要素は早いうちに解決しておく

まず第一に、双子の妊娠や出産について不安なことや分からないことがあれば、早いうちに産科医に確認し、解決しておきます。

できれば妊娠第一期(3ヶ月まで)までに済ませておき、分からないことがでてきたら、その都度確認していくようにしましょう。

妊娠糖尿病や早産を完全に防ぐ方法はありませんが、早期診断によって予防や適切な治療が受けられると、リスクは大幅に軽減します。

早産に備える

双子の妊娠は、様々な要因が絡み合って、未熟児で生まれる子供が多いといわれています。そのため、早産に備えて、早いうちから出産の準備をしておく必要があります。

もし、子宮の収縮による痛みを感じる場合、それが10分から15分おきに規則正しく起こるようなら、病院で確認する必要があります。

その他にも、激しい腰の痛みや圧痛、出血破水(羊水の流出)などがみられたら、すぐにかかりつけの病院に電話しましょう。

仮に切迫早産(早産になりかけた状態)になった場合、少しでも長く赤ちゃんを子宮にとどめておくために、子宮の収縮を抑える目的で点滴治療などが行われます。

妊娠糖尿病を防ぐ

妊娠糖尿病を防ぐには、体重が増え過ぎないように、適度に体を動かして、健康的な食事管理をしなければなりません。特に中期以降(妊娠28週目くらい)からはなりやすいので注意してください。

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一般的に、妊娠糖尿病のリスクが高いといわれるのは、遺伝的に糖尿病になりやすい体質の人や25歳以上の妊娠、妊娠前から糖尿病を抱えていた人、家族に糖尿病患者がいる人です。

また、双子を妊娠した場合、単胎妊娠に比べておなかが早いうちから大きくなるだけでなく、妊娠高血圧症候群のリスクも高くなります

病院での検査や治療

妊娠糖尿病を自分で判断するのはほぼ不可能なので、定期健診で必ず医師の診断を受けてください。

もし、疑いがあるようなら病院で、糖を含んだ飲み物を飲んだ後に血糖値が測定され、必要に応じて、数時間おきに追加検査が行われます。

妊娠糖尿病だと診断された場合は、食事管理によって母子の健康を維持できることもありますが、経口薬の服用やインスリン治療が行われることもあります。

一般的に妊娠糖尿病は、産後に症状が落ち着くといわれていますが、将来糖尿病になるリスクは高まります。しかし、研究によると、双子の妊娠で妊娠糖尿病になった場合、産後に糖尿病になる確率は、一人の子供を妊娠した場合に比べて低いことが分かっています。