おなかの中の赤ちゃんがしゃっくりをすると、へその緒が首に巻き付くの?

2017年4月21日

おなかの中で胎児がしゃっくりをするたびに、へその緒が首に巻き付いてしまうのではないかと不安になる妊婦は多いかもしれません。

確かに、子宮の中で、元気いっぱい動き回ったり、しゃっくりをしたりする拍子に、胎児の首にへその緒が巻き付くことはあります。

しかし、しゃっくりは、赤ちゃんが健康的に成長している証でもあります。

ここでは、しゃっくりをすると胎児にへその緒が巻き付くかについて、胎児に与えるリスクを中心に、ユタ州病院の分娩看護師Nurse Daniさんによるアドバイスを分かりやすく紹介します。

胎児の首にへその緒が巻き付いても大丈夫?

赤ちゃんの首に、へその緒が巻き付くのは、非常によくみられることで、実際に、全体の1/3が、首にへその緒を巻いた状態で生まれています。

へその緒は、赤ちゃんのおなかから伸びて、胎盤につながっており、個人差はありますが、平均的に50cmから60cmくらいの長さがあります。

子宮の中で、胎児は、羊水に浮かびながら動き回っているため、それによって、紐状のへその緒がねじれたり、首や手足、肩やおなかなど体の様々な部位に巻き付いたりすることもありますが、自然とほどけることも多く、そのほとんどは問題がないといわれています。

特にへその緒が長かったり、赤ちゃんが活発に動く場合は、巻き付きやすいようです。

危険な状態とは?

胎児がしゃっくりをした後に、もし、赤ちゃんの動きが明らかに減ったり、いつもと違うようなら、受診が必要です。

問題なのは、へその緒が首や体に巻き付いたり、きつい結び目ができたりことによって、胎児を締め付けるというよりも、へその緒の血管が圧迫されて、血流が妨げられることです。

へその緒は、赤ちゃんが母親から栄養や酸素を受け取る静脈と、二酸化炭素や老廃物を渡す動脈の合計3本の血管からなる胎児にとって唯一の生命線です。

血流が悪くなると、胎児に酸素や栄養を送り込むことができなくなってしまい、危険な状態になります。

特に出産の際は、狭い産道を通るときに、へその緒が圧迫されやすいので、もしものときに備えて母親のおなかに計測器をつけて、胎児の心拍数をモニタリングしています。