生後1週間の赤ちゃんにみられる体の特徴と発達、世話のポイント

2017年4月12日

実は、生後2日目の赤ちゃんは、すでに、たった1音節聞くだけで、母親の声を認識できるって知っていますか?

目はまだほとんど見えてはいませんが、聴覚は非常に発達しています。

また、新生児期は、味覚を感じるための味蕾(みらい)細胞が多く、舌の面積の広い範囲に分布しているため、味覚が非常に敏感な時期だといわれています。

その他にも、赤ちゃんは、生まれながらにたくさんの驚くべき反射能力を備えて誕生しています。

ここでは、生後1週間の赤ちゃんの発達や特徴、世話のポイント(睡眠やミルク、おむつ替え、遊び)、また、生まれながらに備わった驚くべき反射能力について、アメリカのドクター(Dr.Adam J.Flisser)によるアドバイスを中心に紹介します。

生後1週間後の赤ちゃんの身体的な発達と世話のポイント

退院後、自宅での初めての赤ちゃんとの生活が始まり、多くの母親がうれしい反面、不安や悩み、疲れがたまりやすい時期なので、下記を参考に世話をしながらゆっくりとリラックスして過ごしましょう。

体重の変化

生後1週間は、赤ちゃんの体重がなかなか増えないことを心配する人が多いようですが、発達上の問題ではないので安心してください。

この時期は、体重が生まれた時よりも約10%減るのが一般的で、これは、胎児のときに体内に余分に蓄えられていた水分が出たことによる自然な結果です。

産後に減った体重は、約2週間くらいで生まれた時の体重に戻ります。

目の発達

生まれたときはほとんど見えていなかった目は、生後1週間くらいになると、20cmから25cmくらいの距離なら見えるようになります。これは、ちょうど抱っこをしたときの距離間です。

そのため、ミルクをあげる時は、抱っこをしながら目を見て、やさしく話しかけてあげてください。ふれあうときも、できる限り赤ちゃんの顔に近づいて話しかけるようにしましょう。

まだ目の焦点があいにくいので、寄り目になることがありますが、生後3ヶ月くらいになると、自然と焦点があってくるので、現段階では心配をしなくても大丈夫です。

遊び

この時期の赤ちゃんには、おもちゃは必要ありません。

赤ちゃんの顔に近づいて、自分の眉毛を動かしたり、にこっと笑いかけたりして表情の変化を見せ、声を聞かせてあげるだけで十分です。

その子の生活リズムに合わせて、起きている間は、愛情あふれる親子の触れ合いを楽しんでください。特に親子の肌と肌の触れ合いは、リラックス効果があるだけでなく、赤ちゃんの発達を促す効果があります。ぜひおなかや足をマッサージしたり、手を握ったり、やさしく触れてあげてください。

おむつ替え

新生児は、まだ肛門の筋肉が未発達なため、便を我慢することができません。しかも、消化が非常に早いので、一日に5回から8回、多い時は12回近く頻繁に排便します。

おむつかぶれを防ぐためにも、お尻を清潔にし、できる限り乾燥した状態を保つように心がけましょう。

睡眠時間

赤ちゃんは、母乳やミルクを飲む以外は、一日に14時間から18時間は眠って過ごします。

母親のおなかから出て、新しい世界について学んだり、発見したりと外の世界について学び始める時なので、親が思っている以上に脳を活発に働かせています。脳をしっかりと休めて情報を整理するためにも睡眠時間はたっぷり必要です。

授乳

この時期は、1回に飲める量は限られていますが、頻繁に欲しがって泣くことがよくあります。授乳量や回数は考えなくてよいので、ほしがるだけ飲ませましょう。

授乳スケジュールが安定する生後3ヶ月頃までは、母乳の場合は、2、3時間おきに授乳が必要になります。

粉ミルクの場合は、もう少し間隔があきます。

新生児は、味覚が鋭く、苦みと甘味の違いが大人よりもはっきりと分かっています。

こちらもどうぞ:
赤ちゃんにミルクや母乳が足りているかを知る方法

生まれたばかりの赤ちゃんがもつ驚くべき反射能力

赤ちゃんは、非常にデリケートで弱いイメージがありますが、実は、自分の体を守るために、優れた反射能力(防衛能力)が生まれながらに備わっています。

  • 口の周りに指を置いたりすると、触れたものを口に入れて吸い付こうとします。 (吸啜反射)。
  • 何か大きな音がしたら、落ちないように周囲のものにしっかりと捕まろうとする。
  • 痛みや不快に感じる物を遠ざけようとする。
  • 生後6ヶ月未満の赤ちゃんは、体が自然と水をシャットアウトする仕組みになっています。そのため、泳ぐ練習をしても水を飲むことはほとんどなく、水泳教室に行くと、赤ちゃんが口を開けたまま泳ぐ姿をよく目にすることがあります。また、月齢が低い程、母親の胎内環境(羊水の中にいた頃のこと)を覚えているので、水への抵抗が少ないといわれます。