いじめっ子の後をついていかないように教える方法

2017年4月14日

子供は、いじめっ子と一緒にいて楽しいわけではないと内心ではわかっているかもしれませんが、嫌な思いをした後も、なかなか離れられないことがあります。

しかし、いじめっ子の後をついていくことで、その子自身もいついじめられるか分からないような不安定な状況におかれていることは確かです。

ここでは、友達関係にも自立した考えが必要だと段階的に教え、最終的に自分の意志でいじめっ子との関係を断ち切るように導く方法について、教育者でありいじめ問題の専門家として活躍しているRosalind Wisemanさんによるアドバイスを紹介します。

このような事例は、12歳以降になると、人間関係がより複雑になり、事態の収拾が難しくなるので、対処方法を早めに教えていくことが重要です。

いじめっ子との関係を断ち切るためのプロセス

たとえ、いじめっ子が誰か(自分の子供を含む)を嫌いであったとしても、その子を傷つける権利はありません。

しかし、実際にいじめっ子についていくことで子供が傷つけられているなら、いじめっ子とどのように向き合っていくかや対処していくためのスキルを早い段階で身につけさせてあげなければなりません。

それは、長期的なプロセスになります。

しかし、とても重要なことです。

まずは、子供のそばに座って話をし、今一緒に行動しているいじめっ子との関係について、向き合わせることから始めます。

子供との会話の進め方

子供の隣に座り、「あなたが友達関係に最も必要だと思うことを3つ教えて」と尋ねます。

例えば、その子の答えが「誠実、信頼、自分らしくいることができる」であるなら、この3つのリストを今一緒にいるいじめっ子との関係と比較して、当てはまるかどうかを問います。

これだけでは親の(いじめっ子と離れた方がよい)考えに完全に同調させるのは難しいかもしれません。

しかし、子供に友達関係について考えるチャンスをつくり、居心地の悪さを感じさせることがこの初期段階での大切な目的なので、まだ焦ってはいけません。

この会話によってうまれたいじめっ子との心の壁が、徐々に影響を及ぼし、最終的には自分の意思で離れることを決断できるようになります。

子供の心に迷いがあり、なかなかいじめっ子と離れられない場合

再度、「いじめっ子との間に何を求めているのか」を尋ねてみます。もし子供が話をするのを嫌がったら、「現実的な話であり、あなたにとって重要なことだ」と伝え、次のように話を続けてください。

「今の関係は、お互いに相手を思いやることもなく、これからも変わる可能性はほとんどないであろう。行動を起こさなかったら何も変わらないが、勇気を持って行動を起こせばきっと自分を誇りに思うことができる。」

このように、子供に方向性を指し示し、支え、励ますことにより、自ら決断できるように導くのがポイントです。