下の子が生まれ、お兄(姉)ちゃんになる子との接し方や心の準備方法

2017年4月12日

下の子が生まれ、新しい家族が増えると、赤ちゃんの世話で時間に追われ、気づかないうちに上の子の思いを見逃さしてしまうことがよくあります。

子供は素直なので、親の態度の変化によって大きな影響を受けます。

実際に、弟や妹ができると、上の子供には何かと心に負担がかかり、チック症になることがあります。

ここでは、妹や弟になる赤ちゃんが生まれて、お兄(姉)ちゃんになる子供の心の負担をなくし、新しい環境に早く慣れるための上手な接し方について、妊娠中や産後の取り組みを中心に紹介します。

妊娠中からできる取り組み

産後によいスタートをきるための上の子供との接し方や準備についてのアドバイスです。

妹や弟ができることを知らせる

「赤ちゃんが母親のおなかの中で育っていること」や「これからお腹がどんどん大きくなり、準備ができたら生まれること」、「上の子に妹や弟ができること」などを焦らずにゆっくりと話していきます。

あまり早いうちから話をする必要はないので、おなかが大きくなり始める頃から始めましょう。

このとき、赤ちゃんが生まれることがいいことと結びつくような話し方を心掛けてください。たとえば、もしつわりで調子が悪かったら、調子が悪い旨のみを伝えて、妊娠が母親の体調を悪くしているといった関連性をうえつけないように注意します。

新しい家族を受け入れるための心の準備を促す

おなかが大きくなるにつれて、子供が胎児に向けて話しかけたり、歌いかけたりするように促すと実感がわきやすくなります。

おなかに手をのせて胎動を感じさせたり、妊婦健診に一緒に行って赤ちゃんの心拍数を聞かせたり、赤ちゃんが生まれることが楽しみになるような話題をテーマにした絵本や映画、テレビを媒体に、生命の神秘について話をするのもよいでしょう。

子供が動揺するときの対処法

子供に動揺や悲しむ姿がみられるようなら、その感情と向き合って話を聞き、ゆっくりと気持ちの整理をする手助けをしてあげる必要があります。もし、話したがらないようなら、強要はしないで、心の準備ができるまでしばらくは見守りましょう。

イメージさせる

3人以上の子どもがいる大家族と一緒に休日を過ごし、兄弟の多い家族に触れる機会を与えて、乳幼児に慣れておくと、弟や妹を受け入れやすくなります。

新生児の大きさと似た人形を購入して世話の仕方を一緒に学んだり、赤ちゃんが着る服を選ばせたりして、産後の準備を一緒にするのもおすすめです。

できるだけ環境を変化させない

トイレトレーニングや一人で寝られるようにすることなどを強要したり、せかさないでください。

部屋の模様替えや、家具を移動させる必要がある場合は、困惑させないように、早い段階で取り組みます。

特に出産が近づくタイミングでのトイレトレーニングや転向、入学といった生活の変化はストレスになりやすいのでできる限り避けた方がよいでしょう。

そして、なによりも母親と父親ができる限り一緒の時間を楽しむことが大切です。

産後の上の子への接し方や取り組み

お兄(姉)ちゃんになる子の気持ちに配慮し、上手にサポートをしながら赤ちゃんの世話に参加させていくことで、将来的に子育ての心強い助っ人になってくれます。

生活リズムを変えない

できる限り上の子の生活リズムを狂わさないように努めます。

子育てにできる範囲で参加させる

「赤ちゃんには赤と青どっちがいいと思う?」と着せる服を選ばせるなど意見を聞いたり、できそうな世話から手伝ってもらったりして子育てに参加させましょう。

おむつを変える時に、じっとするように手助けしてもらうのもよいでしょう。

手伝ってもらわない方が早く終わることが多いかもしれませんが、できることは手伝わせるようにします。

叱る必要があるときは叱る

ルール違反をした場合は、今まで通り躊躇なくダメだとはっきりと伝えます。

そして、どうしてダメなのか理由を教えましょう。そのとき、上の子の気持ちに耳を傾けるのを忘れないで、なぜそうしたのかにポイントを絞って話し合います。

気持ちに配慮する

怒りっぽくなる、また、すぐに泣くといった一時的な変化がみられる時は、一緒にどうしてそのような気持ちになるのかを話し合ってみます。

もし、赤ちゃんに全く興味を示さなくても、強要してはいけません。ただ新しい環境に慣れるための時間が必要なのかもしれません。

一緒の時間を作る

赤ちゃんが寝た後でもいいので、1対1で過ごす時間を一日に1回は必ず作りましょう。