兄弟のライバル心が強く、仲が悪いときの効果的な対処法

2017年4月12日

親としては、兄弟の仲がよいのが一番ですが、現実には、兄弟がお互いにライバル心を抱いて、仲たがいしてしまうことで頭を悩ますことがよくあります。

実は、兄弟の仲が悪いのは、親の関わり方が原因であることが多く、親が思っている以上に親の態度がそれぞれの子供たちに与えている影響が大きいようです。

ここでは、兄弟がライバル意識をもって仲良くできない時に、注意すべき親の態度や関係を改善するための効果的な対処法について、心理学博士(ロバート・ブロック氏)によるアドバイスを分かりやすく紹介します。

注意すべき親の態度

まずは、正直に自分と向き合って、我が子に下記のような態度を取っていないか、また、自分が親から同じような扱いを受けたときにどんな思いがしたかを思い起こして考えてみてください。

  • 兄弟間の競争をあおるような発言をする
  • 子によって親と過ごす時間にかたよりがある
  • 特定の子だけを可愛がる
  • 敵対し合うのを最小限に抑えるための取り組みをほとんどしていない

親が無意識に発した言葉によって、子供が傷ついてしまうこともよくあります。特に感情的になった時は、無責任な言葉を発しやすいので注意してください。

兄弟の関係を改善する取り組み

兄弟が仲良くなるような子育てのポイントは、比較せず、平等に大きな愛情を注ぐことです。

自分は十分に愛情を注いでいると思っていても、子供には伝わっていないこともよくあるので、ロバート・ブロック氏は、言葉で表現することの大切さを指摘しています。

以下の2つの取り組みを通して、親が自分のことを考えてくれていると感じ、子供が安心できることが、兄弟の関係改善の突破口になります。

取り組み方

自分にとって大切な存在であることを伝える
まず、子供一人ひとりが特別な存在であると伝えることから始めます。「お出かけをしたり、絵本を読んだり、例えそれが電話で話す時でさえ、あなたとの時間は、私にとって特別なひとときである」と話をしてみましょう。
一緒の時間を作る
他の誰にも邪魔されず、子供と一対一で向き合える時間を作り、「この日はあなたと一緒に過ごせる日」とスケジュールを決めてその都度伝えます。

ロバート・ブロック(Robert Brooks, PhD)氏について

ロバート・ブロック氏は、米国マサチューセッツ州にあるハーバード大学医学部の心理学博士です。子育ては、自制心、責任、希望、立ち直りが必要であることをベースにした考えを持ち、家族の関係を修繕する方法や、学校犯罪を主なテーマとした研究や出版、講演などを行っています。