子供を怒鳴ってしまうのを防ぐテクニック

2017年4月 3日

子供を怒鳴りたくて怒鳴っている親はほとんどいません。

そうはいっても、いろいろな要因が重なると、つい感情的になって子供を怒鳴りつけてしまうこともあり、そういったことで悩みをかかえている人はたくさんいます。

実は、怒鳴るという行動は、感情をコントロールできなくなったときに脳が引き起こすことで、人間なら誰でも起こりうることです。そのため、怒鳴ったことで自分を責める必要はありません。

しかし、感情がたかぶって脳にスイッチが入る前に蓋をするのは、自分の責任でできます。

ここでは、子供を怒鳴ってしまうのを防ぐテクニックについて、感情がたかぶる前に蓋をする方法と、効果的に気分を落ちつかせる方法を中心に、アメリカの心理医学士であるDaniel Siegel氏によるアドバイスを紹介します。

子供を怒鳴るのを防ぐ方法

子供が全く親に注意を払わなかったり、いうことを聞かないときなどには、自分の心臓の鼓動が激しくなったり、呼吸が早くなったり、声のトーンがいつもと違うことに気づくかもしれません。

このような子供を怒鳴ってしまいそうな兆候が表れたら、まずは、それに蓋をするように努めてください。

これには訓練が必要です。そのため、もし怒鳴ってしまっても、いまは蓋をすることを学んでいる最中であるという自分の状況を受け入れて、怒鳴ってしまった自分を責めるのではなく、思いやりの心をもって許してあげてください。

そうやって子供と向き合うことで、少しずつこれまでとは違ったかたちで接することができるようになっていきます。

次に、子供を怒鳴りそうになったときに、自分の気分を落ちつかせるための具体的な方法について紹介します。

感情的になったときに気持ちを落ちつかせる方法

もし、どうしても子供を感情的に怒鳴ってしまいそうになったら、その子の前から一度離れてください。そして、水を飲んだり、ストレッチをしたり、深呼吸や外の空気を吸って、気分転換をしてから、再度子供と向き合います。

特に深呼吸は生物学的にもリラックス効果が高いといわれ、脳や血液の隅々まで酸素を十分にいきわたらせて、気分を落ち着かせてくれます。

やり方は、まずゆっくりと鼻から息を吸って3秒数えます。このときのポイントは腹式呼吸です。息を吸っておなかに意識を集中させ、吐きながら6秒数えます

この方法は、10秒もかからないうえ、ストレス解消にも大変役立つのでぜひ毎日やってみてください。

もし子供を怒鳴ってしまったら

子供を怒鳴ることにほとんどの親が罪悪感を感じ、困惑します。

親子の結びつきはうまくいくことばかりではありません。しかし、それによって、お互いに学び合えるからこそ、素晴らしい関係が生まれます。

大切なのは、こじれてしまった関係を修復することです。

親自身が悪いことをしたと思ったら、子供のもとに行き、謝り、そして話をしてみてください。それによって、わだかまりや罪悪感が解き放たれます。

人と人との関係は、ときには衝突することだってあります。子供は、これからいろいろな人と出会い、友人関係などでもっと深刻で難しい状況に陥ることも十分に考えられます。

そういった難しい状況に陥った時、関係を修復し、問題を解決する方法を親子の関係から学べるのです。