自分の赤ちゃん以外に自分の母乳を与えても問題はないか?

2017年6月26日

母乳の質や分泌量は、個人差が大きいため、たくさん出る人もいれば、なかには思うように出ないことで悩んでいる人もいます。

仮にそれが、友人や姉妹など身近な人であれば、代わりに自分の母乳を彼女たちの赤ちゃんに与えたいと考える人もいるかもしれませんが、実のところ、専門家はそれをあまりおすすめできないといいます。

ここでは、母乳を自分の赤ちゃん以外に与えてもよいか、または、母乳の共有に伴うリスクについて、ユタ州病院の分娩看護師Nurse Daniさんによるアドバイスを紹介します。

母乳の共有によるリスク

母乳は、ミルクのようには見えますが、実際には母親の血液から作られています。

そのため、血液によって運ばれる病原菌やウィルスには、母乳を介して感染してしまうものもなかにはあることを知っておきましょう。

たとえば、献血をするときに、特定の病気への感染リスクがあるかを調べるために、過去の病歴を聞かれることがありますが、母乳もそれと同じです。

実際に、一般的によくみられるウィルスや細菌は、母乳から感染したという例はありませんが、サイトメガロウイルスや単純ヘルペスウイルス、肝炎(肝臓炎)、エイズウイルス、ATLウィルスなどといった一部のウィルスは、母乳を通じて感染した例が報告されています。

また、授乳者が薬を服用中であったり、タバコを吸った後であったりと、赤ちゃんに悪い影響を与えるケースもあるので、基本的には、母乳の共有はやらない方がよいといえます。

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