無痛分娩にすると、出産にかかる時間は違うのか?

2017年8月23日

出産時の痛みをやわらげる無痛分娩には、下半身に麻酔を効かせる硬膜外麻酔が用いられるのが一般的です。

しかし、硬膜外麻酔は、母親がいきむことができなくなるまで強く効かせては、分娩の進行が遅れてしまい、分娩補助器が使われたり、帝王切開になったりすることもあります。

それでは、麻酔の量が適切に投与された場合においても、分娩時間に影響を与えることはあるのでしょうか?

ここでは、硬膜外麻酔が出産にかかる時間にどのような影響を与えるのかについて、経膣自然分娩と比較して、ユタ州病院の分娩看護師Nurse DaniさんがアドバイスしたものをIntermountainMomsから紹介します。

硬膜外麻酔が出産にかかる時間に与える影響

硬膜外麻酔が出産の時間にどのように影響を与えるかについては、多くの研究がおこなわれています。

実のところ、研究のいくつかは、初産で開口期と呼ばれる分娩第1期の進行を速め、子宮口が全開(100cm)に達するのにかかる時間を短縮することを示しています。

しかし、なかには経膣自然分娩と比較しても時間は変わらないといった研究があるのも事実です。

このように、分娩第1期の進行時間の短縮に関しては、医療機関の調査結果は統一されておらず、はっきりとした医学的な根拠はありません。

以上のことから、硬膜外麻酔と分娩時間の直接的な関係は医学的に明らかにされているわけではなく、陣痛のある経膣自然分娩と比較してもあまり変わらないといえるため、無痛分娩を考慮している女性にとっては、さほど重要な問題ではなさそうです。