帝王切開後の動き方やベストな過ごし方とは?

2017年8月 7日

帝王切開後は、後陣痛に加えて、傷口や腹部の痛みもあり、どのように過ごせばよいのか不安なことばかりかもしれません。

一般的に、個人差はありますが、帝王切開後5日間は、傷口の痛みや腹部の圧痛があるのは自然なことです。なかには、痛みが退院時(7日から14日経過後)まで続く場合もあります。

しかし、抜糸が終わり(溶けないの糸の場合)、傷口や悪露の状態が順調に回復すると、退院時くらいから、赤ちゃんの世話ができるほどまで体の状態は回復してきます。

もし、退院後も赤ちゃんの世話や自分のことを行うのに支障がでるほどの痛みがあったり、傷口に出血や腫れ、化膿がみられるようなら、病院に電話をして相談をしてみましょう。看護師が状況に応じて受診の必要性などを判断してくれます。

ここでは、帝王切開後の過ごし方について、傷口や腹部の痛みを早めに緩和するためのポイントを中心に、ユタ州病院の分娩看護師Nurse DaniさんによるアドバイスをIntermountainMomsから紹介します。

帝王切開後の体の動かし方

基本的に帝王切開後は、ベットでじっと横になったままの状態は避け、動くことが大切です。傷口や腹部の痛みを緩和し、治癒を早めるにも、寝たきり状態はできるだけ回避してください。

なぜなら、じっと座ったままや寝たきりでは、悪露(おろ)がでにくくなって子宮の回復が遅れたり、おなかの痛みがひどくなるだけでなく、ガスがたまったり、便秘になりやすくなったり、血栓や腸閉塞を引き起こしてより深刻な状況に陥る可能性があります。

そのため、帝王切開後は、できる限り体を動かして、水分補給をしっかりと摂り、食物繊維の豊富な食品を食べるように心がけることが大切です。

体を動かすときはゆっくりと行ってください。腕や足を使うのは問題はありませんが、腹部はまだ元のように動かすのは難しいため、座ったり立ったりの動作は手足で体を支え、横になる時は枕を活用すると動きが楽になります。

病院によっては、腹部保護帯の使用を推奨するところもあるので、着用する時期や適した腹帯の種類について相談してみてください。その場合は、傷口が擦れたり、かぶれたりすることがないように、帝王切開後に対応した腹帯を使用するように注意してください。

授乳について

帝王切開手術後は、赤ちゃんに母乳を与えることで、自然と母乳を生成するホルモンが分泌され始めます。

一般的な体勢での授乳は、傷口の痛みをともなうことが多いため、フットボール抱きなど、不快感や痛みを回避できる抱き方を探してみてください。

また、体が十分に回復するまでの間は、可能な限り洗濯やごはんの準備、掃除などといった家事に関しては、家族やパートナーのサポートをできる限り受けられるように相談してみましょう。