話を聞かない子供に規律(ルール)を教える方法

2017年11月 7日

子供に、社会の規律やものごとの善悪を教えるうえで有効なのが、家族のルールを決めることだといわれています。

そして、この家族のルールは、決めるだけではなく、みんなで共通の認識としてもつことで始めて有効に働きます。

ここでは、家族のルールを話し合うときに、子供が親の話を真面目に聞かない場合を例に挙げて、親が主導権を握って、子供にきちんと規律を教えていくためのコツややり方を紹介します。

話をするときの子供の注意の引き付け方や、自ら考えさせる罰の与え方、親子の対話(会話の進め方)やアフターケアのやり方を中心にした、ナニー(イギリスの子育てスペシャリスト)によるアドバイスです。

子供が親の話を聞かないときに父親がすべき対処法

家族のルールとは、子供だけが守らなければならないのではなく、母親も父親も含め、みんなが従わなければならない決まりです。

動画の家族は、両親が、家族のルールを、やるべきこと(優しい言葉を使う、敬意を表す、助け合うなど)とやってはいけないこと(喧嘩しない、叫ばない、悪口を言わない(name calling)など)の2つのカテゴリに分けて作り、子供たちに説明を始めました。

ところが、長男がムダ口をたたいてばかりで、全く母親の話を聞く素振りを見せません。せっかく家族のルールを定めても、このように子供が理解しようとしなければ全く意味のないものになってしまいます。

そこで、父親の出番です。

もし、子供が、説明中にふざけて話を聞く素振りを見せないのであれば、悪い態度を改めさせたうえで、家族のルールがなぜ大切なのかを落ち着いて話し合う機会を作らなければなりません。

1、まずは、失礼な態度に対して警告する

まずは、「動きまわらないで、親の話を聞かなければならない」ことを伝え、「それができなければ罰を与えます」と警告をします。このとき、必ず子供の目線まで体を屈めて、目を見て注意してください。

そして、仕切り直して再度、家族のルールについて説明をし始めます。それでも長男は自分ばかりが話して、母親の話を聞きません。それどころか、父親が注意しても、ふざけた顔をやめようとしません。

2、次に、反省用のイスに座らせる

長男に、「失礼な態度で聞くのをやめないので、反省用のイスに座って罰を受けなければならない」ことを伝え、違う部屋の片隅に用意したイスに座らせます。

そして、「私たちは、あなたによい人間になってもらいたいし、この地球や社会にとって役立つ存在になってほしい。しかし、いくら話をしても、あなたは聞かなかった。だから、原因(何がいけなかったのか)と結果(自分の態度はどのような結果を招くのか)についてここに書き記しなさい」とノートを渡して、その場から立ち去ります。

このように、子供には、なぜ座らなければならないのかを必ず説明するようにしてください。

イスに座らせる時間の目安は、子供の年齢と同じ分数です。たとえば、9歳なら9分間になります。

3、最後に、イスやソファーに座って話し合いをする

時間が経過したら、落ち着いて話ができるイスやソファーに親子で座って、子供がノートに書いたことについて話し合います。

たとえば、動画では、父親は次のように長男に話をしています。

父親:「お母さんが話をしているときに、君はただ自分の話ばかりしていたね。自分のことばかりで、まったく人の話を聞こうとしなかった。それは正しいと思うかい?」

子供:「思わない。」

父親:「じゃあ、もし、君が誰かに話をしたいときに、相手に同じことをされたらどう思う?そんなことして欲しい?今の気持ちと、これから君がどうしようと考えているのかを聞かせてくれるかい?」

子供:「これからは、お母さんの話をちゃんと聞こうと思う。」

そして、最後に、父親が子供を抱きしめました。

子供と対話をするには、一緒に座って、落ち着いて説明し、子供の目を見て話を聞くという一連の流れが大切なポイントとなります。