牛乳を飲んだら骨は弱くなる?

2015年11月10日

世界で行われている研究結果をもとに、牛乳が体に与える影響を紹介していきます。

長い間、牛乳は骨を強くするといわれてきましたが、近年、世界中で研究が進むにつれ、その認識が見直されつつあります。

牛乳が体に与える影響

最大骨量が増えても、老後の骨の病気の予防にはならない
確かに、幼少期や思春期に牛乳をしっかりと飲むと、最大骨量に貢献しますが、老後の骨粗しょう症や骨折の予防には、直接つながりません。逆に男性の場合は、毎日1杯余分に飲み続けることでそれらのリスクが9パーセント高まるといわれます。
また、最大骨量は増え続けるわけではなく、ピークがあり(女性が16から18歳、男性が18歳から20歳)それ以上は増えることはありません(最大骨量とは、骨に含まれるミネラル(無機質)の密度のこと)。
牛乳の成分「Dガラクトース」が健康へ悪影響を及ぼす
血中のガラクトース濃度が高いと骨粗しょう症を始めとする慢性の持病を患いやすいため、牛乳の主成分であるDガラクトースが、健康へ好ましくない影響を与えるのではないかという仮説が立ちます。
実際に、動物実験によって、Dガラクトースを投与されたネズミは、酸化的ストレスによって寿命が短くなったり、慢性的炎症、神経変性、免疫力の低下、転写レベルでの遺伝子変異などが見られました。
牛乳をよく飲む人はガンや疾患を患いやすい傾向がある
牛乳をよく飲む何人もの女性を調査したところ、主成分の飽和脂肪酸などの影響によって、血液循環が悪くなり、循環器疾患、心疾患、糖尿病、ガンの発生に高い傾向が見られ、1日に3杯以上飲む女性に関しては、特に高い数値が出ました。
幼少期にたくさん牛乳を飲んだ人が老後の腰骨の骨折や病気が多い傾向にあることが分かっています。
日本人は、牛乳を消化吸収する力がない
そもそも、日本は農耕文化であり、牛乳が一般的に広まるまでの歴史は浅く(戦後以降)、乳糖(ラクトース)を分解する酵素「ラクターゼ」がない人が多いといわれます。

その他にも

乳牛から乳を安定して搾乳するために乳牛を妊娠させ続けているという現実や、投与されるホルモン剤や成長剤の影響を危惧する意見もあります。