塩分が少なすぎることは健康に害?一日に必要な塩分摂取量とは

2016年8月30日

今までは、当たり前のように塩分の取りすぎは体に悪いと指摘されてきましたが、近年、デンマークの研究結果に興味深い発表がありました。

今まで推奨されてきた一日の塩分摂取量では、逆に少なすぎるというものです。

驚いたことに、塩分は取りすぎだけでなく、摂取量が少なすぎても死のリスクが高まります。

ここでは、米国高血圧学会誌(American Journal of hypertension)や米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインに加え、最近の研究をもとに、一日に必要な塩分量や摂取方法の注意点について紹介します。

一日あたりの塩分摂取量について

CDC(米国疾病予防管理センター)の感染対策ガイドラインによると、50歳以下の成人の場合は、塩分を一日に2300mg以下、50歳以上では1,500 mg以下の摂取に控えることで、高血圧や脳卒中、心疾患などのリスクが軽減します。

しかし、最近の研究では、この数値では低すぎて、塩分不足が体の生理的機能に影響を及ぼす恐れがあるため、一日に2645mgから4945mgの摂取が最適であるといわれます。

塩分の摂取方法の注意点

米国高血圧学会誌(American Journal of hypertension)によると、一日の塩分摂取量が、12,000mgを超える場合は、明らかに取り過ぎですが、一般的な人の塩分摂取量では、基本的に問題ないようです。

しかし、問題なのは、一日に摂取する塩分の80パーセントが加工食品によるものであることです。

塩分と言っても食塩ではなく、岩塩や海の塩といった自然由来のものを選ぶことで、家庭で料理する際には、摂取量はあまり問題になりませんが、加工食品は、ほとんどの場合、自然塩ではなく食塩が使われることが多いため避けたほうがよいようです。

そして、極端に塩分ばかりを意識しすぎないで、適度な運動を取り入れたり、食生活を見直して、バランスのよい食事を心がけましょう。