「運動をしないでもやせる」可能性を高めるお風呂の入り方

2016年9月 7日

「運動をしなくてもやせられる」これは、ダイエットをしたい人にとっては夢のような話です。

しかし、近年この夢のような話に希望の光を灯す研究がイギリスで行われ、その予期せぬ発見に多くの人が驚かされました。

やせるカギとなるのは、私たちがほぼ毎日のように入っているお風呂の時間。なんと、お風呂の入り方によっては、ただ湯船に横たわっているだけで、30分間ウォーキングする以上のカロリーを燃焼できるというのです。

ここでは、一日の疲れをいやしてくれるだけでなく、カロリーの消費量を高めて、血糖値の上昇を抑制する効果があるといわれるお風呂の入り方について、イギリスの研究をもとに紹介します。

やせる効果を高めるお風呂の入り方

イギリスのレスター大学のドクター・スティーブ・フォルカー(Dr.Steve Faulker)が率いる研究室では、2型糖尿病を管理するために、以下の実験を行いました。

成人男性に、「40度のお風呂につかる」、「自転車をこぐ」、「激しい運動をする」をそれぞれ日を変えて同じ時間行ってもらい、その後24時間にわたっての血中のグルコースレベルの変化を調べたところ、40度のお風呂に1時間つかることで、大変興味深い効果が得られることを発見しました。

40度のお風呂に1時間つかる効果

カロリーの消費率を80パーセント高める
温かい湯に1時間つかることで、平均して約126カロリーを消費できます。これは、25分間から30分間ウォーキングをするのと同等、またはそれ以上の値に相当します。
運動をするわけもなく、ただバスタブに座っているだけで、1時間あたり100カロリー以上も消費できるというのです。
同じ時間自転車をこぎ続けるよりも血糖値を下げる効果が高い
2型糖尿病に対して、運動と同等の効果が得られるものは他には類を見ないことから、科学者たちの注目を高めています。
食後のグルコースレベルの最高値を10パーセント下げる
特に2型糖尿病は、食後の血糖値の急上昇が、合併症や血管障害を引き起こすリスクを高めると危険視されているため、血糖値を低く保てるというのは、健康に有益だといえます。
熱ショックタンパク質の働きを促進する
熱ショックタンパク質とは、熱などの環境的なストレスを受けたときに増えて、細胞を保護するタンパク質で、インスリンの働きをよくしてグルコースレベルを抑える効果があるといわれています。

まとめ

お風呂に1時間つかることは、カロリーの消費量を高めて、食後の血糖値の上昇を抑制する効果があるため、2型糖尿病の血糖値管理や予防、体重管理などに役立つと期待されています。

しかし、研究者たちは、上記に加えて、健康的にダイエットをするには、適度な運動によって筋力や基礎代謝を高める必要があることも忘れないようにと忠告しています。