乳がんの症状とセルフチェックのやり方について

2016年9月20日

乳がんの症状を知り、定期的にセルフチェックを行うことは、早期発見によって命を守ることや乳房の温存の可能性を高めることにつながります。

乳がんは、定期的ながん検診以外にも、自分で検査をして探すことができるといわれ、実際に、乳がんになった人の37パーセントがセルフチェックによって発見しています。

ここでは、乳癌でよくみられる症状と自分でできる視診や触診のやり方(セルフチェック)について紹介します。

しこりのほとんどは腫瘍ではなく、腫瘍であっても悪性ではないものが大半です。必ずしも乳がん治療を必要とするとは限らないため、もし、しこりが見つかっても落ちついて、早めに(乳腺)外科で受診しましょう。

乳がんの症状について

乳がんは、ほとんどが乳管から発生し、その後、骨や肺、肝臓、脳、リンパ筋などに転移する危険性があります。

しこりや乳房の痛みなど、乳がんに似た症状があっても、線維嚢胞性変化(乳腺線維嚢胞症)や液体成分が溜まっただけの嚢胞(ほうのう)、瘢痕組織(はんこんそしき)、感染症による炎症、繊維腫のように癌性ではない良性のしこりである可能性も考えられます。

悪性のしこり(がんの塊)は、小石のように硬くて痛みがなく、指で押しても動かすことはできない特徴があります。

乳がんのセルフチェックのやり方

生理が終わってから4、5日経過した後、乳房が張ったり、腫れたりしていないか確認します。早期発見のために、閉経後も一ヶ月に1度の周期で、必ずセルフチェックを行う習慣を作りましょう。

乳がんは、リンパ節に転移しやすいため、ワキの下が腫れたり、腕がしびれることもあります。

乳房の視診

鏡の前で、下記を参考に、乳房に以前にはなかったような変形が部分的にないかを確認します。

  • えくぼのようなくぼみがある
  • しわが寄ったようなヒダがある
  • 皮膚がひきつっている
  • 厚みがあり、周辺がでこぼこしている
  • 赤みを帯びたり、ただれたりしている
  • うろこ状になっている
  • 平らになった部位がある
  • 腫れやふくらみがある
  • 乳首に痛みや赤み、かゆみやただれがある、皮膚の表面がうろこ状になったり、または、厚みがある、陥没(乳頭がへこむ)、腫れる

触診

人差し指から小指までの4本の指を揃えて、指の腹を使って乳房からワキの下に軽く押しながら硬くなった部分や塊(しこり)がないかを確認します。

そして、母乳を搾り出すようにして、乳頭や乳輪から血液が混じった母乳のような分泌物が出ないかを確認します。

乳房に痛みや熱がある場合は、がん細胞によってリンパ液の流れが滞る時に起こる炎症性乳がんである可能性があります。

上記のような症状があるようなら、医師に早めに受診します。受診時には、血縁者に乳がんや卵巣がん、臓器のがんになった人がいる場合や胸部の放射線治療をうけた経験がある場合は伝えます。

そして、40歳になったら乳がんの定期健診を受けましょう。