タトゥーを消す時に知っておくべき注意点

2016年9月26日

タトゥーとは、皮膚に針や刃物で傷をつけて、そこに色素を入れて絵柄を描くもので、日本では刺青(しせい)や入れ墨という名で広く知られています。

最近では、アクセサリー感覚で手軽にタトゥーを入れられることから、女性や若い層にも入れる人が増えてきましたが、就職活動で不利になったり、温泉やプール、生命保険などに入れないため、消したいと希望する人も多いようです。

しかし、タトゥーは、一度施してしまうと、消すには入れた時の倍以上のコストや時間を要するにもかかわらず、傷跡を完全に消すことはできません。

ここでは、タトゥーを消す方法や注意点について、皮膚病の研究員であり大学の臨床指導者でもあるアダム氏(Adam Friedman, MD,FAAD)によるアドバイスを紹介します。

タトゥーリムーバーを使う場合

市販のタトゥーリムーバー(タトゥーを取り除くためのクリーム)は、高いお金を費やす割に、期待するような効果はほとんどありません。

タトゥーは表皮だけでなく、タトゥーリムーバーが浸透しにくい皮膚の深い層(真皮)にまで色素を入れているため、着色が多少薄くなることはあっても消すことはできないからです。

また、タトゥーリムーバーの酸性成分によって皮膚がダメージを受けることもあります。

切除する場合

タトゥーを彫った部分の皮膚を切って取り除いた後、周囲の皮膚を縫い合わせる方法もあります。

これは、小さなタトゥーには有効ですが、皮膚の広範囲に施されている場合は、体の他の部位から皮膚を移植しなければなりません。

そうなると、医療費が高くなるにもかかわらず、保険が適用される可能性は低いようです。

レーザー手術をする場合

切除手術よりも手軽でコスト的にも低くすむのがレーザー手術ですが、タトゥーに使われた色や範囲によって効果や費用に大きな差があります。

基本的に、レーザー手術によって、タトゥーを完全に消すことはできませんが、皮膚の新陳代謝の力も借りて、目立たない程度に色を薄くすることはできます。

黒や青、赤は、比較的取り除きやすい色で4回から6回の施術で終了しますが、黄色や緑、白色はより多くの時間と費用がかかります。

また、副作用もあるので、施術前に、手術のやり方とあわせて、十分に説明を受けておく必要があります。