大豆製品はがんの原因になりますか?

2016年10月24日

大豆は低脂肪で、良質なたんぱく質や食物繊維の他、ビタミンやカルシウム、イソフラボンなどが含まれ、様々な健康効果をもたらすことが分かっています。

アメリカの米国食品医薬品庁(FDA)によると、冠状動脈性心臓疾患のリスクを減少させる可能性が高いといわれます。

しかし、大豆イソフラボンのサプリメントを摂取し続けた閉経後の女性が子宮内膜増殖症を発生する確率が高いといったイタリアの研究をはじめ、過剰摂取がガンを引き起こすのではないかといった論争もあるため、ここでは、大豆とガンの関係を中心に、安全な摂取の仕方についての専門家のアドバイスを紹介します。

健康によい大豆製品とは

大豆を取り入れた食品の種類は多岐にわたり、その中には、加工度の高い製品や遺伝子組み換えされたものなども多くあるため、私たちは、質の高い食品を選んでいかなくてはなりません。

基本的に、ミソや納豆などの大豆を発酵させたものは安全で、一日に1、2品を目安に取り入れると健康によいといわれます。良質な大豆の発酵食品は体にとって有効なたんぱく源になります。

日本の食品安全委員会では、味噌汁は1日に1杯を上限にしていますが、味噌汁を一日に3倍飲む人は、飲まない人に比べて乳癌の発生率が40パーセント低いという研究もあります。

注意が必要な大豆製品

気をつけなければならないのは、加工度の高い製品や原料とされる大豆が遺伝子組み換えされている場合です。特に、遺伝子組み換えされた大豆は、ガンの発生率を高めるといわれます。

栄養食品として注目を浴びている豆乳にも、遺伝子組み換えされた大豆が使用されたり、加糖されたものが多いので、成分表示を必ず確認するようにしましょう。

また、大豆入りホットドック、豆乳アイスクリーム、ソイナゲットといった加工度の高い大豆製品には、添加物や保存料、着色料、甘味料などが大量に使われてることが多く、体によいとはいえません。

サプリメントの摂取に関しても、ヒト臨床研究の結果が乏しく、副作用の可能性もあるので、接種する場合は、医師や栄養学の専門家に相談してから取り入れましょう。

上記のような点に注意し、良質な大豆を適度に摂取していくことは、女性に多い子宮体癌、乳がんや卵巣がん、男性の前立腺がんなどの予防に効果的だといわれています。