ヴェポラップの風邪以外での驚くべき使い道8つ

2017年1月23日

「ヴェポラップ/Vicks VapoRub」といえば、おそらくほぼ100%の人が、風邪のときに塗る薬を思い浮かべるかもしれません。

現に私も子供のころ、鼻詰まりや咳で苦しんでいるときに、胸や喉、足の裏などに塗ってもらった経験があり、今でも家の常備薬として置いています。

ぬり薬としては、100年以上の歴史があるヴェポラップですが、実は、風邪以外にも、にきびやイボ、筋肉痛に効くなどまったく別の症状に役立つ使い道があったのです。

特に、水虫に関しては、米国家庭医学誌に記載された2011年の研究において、爪の水虫(爪甲真菌症)の臨床実験でよい治療効果をもたらしたことから高い注目を集めています。

ここでは、そんなヴェポラップのさまざまな使い道のなかでも、特に注目すべき8つの使い道について、使い方や有効成分の働きもあわせて分かりやすく紹介します。

ヴェポラップの効果的な使い方8通り

ヴェポラップの主な有効成分といえば、樟脳(しょうのう)やユーカリ油、メントールが有名ですが、その他にも、杉の葉の油やナツメグ油(ニクズクオイル)、ワセリン(潤滑剤)、チモール(タイムなどに含まれ、強い防腐・殺菌作用がある成分)、テレビン油(マツ科の樹木の精油)、および、レモン香料などの不活性成分も含まれています。

これらの有効成分は、風邪に効くだけでなく、下記の8つの症状の緩和や治療に効果があるといわれています。

頭痛の軽減
ストレスや肩のこりなどからくる頭痛の場合、ヴェポラップをこめかみや額に、マッサージするようにやさしくぬり込むと痛みが緩和されます。
その他にも、樟脳、ユーカリ油、メントールなどの有効成分が、片頭痛や鼻風邪(副鼻腔炎)による頭痛を軽減するのにも役立ちます。
筋肉痛の緩和
筋肉疲労や筋肉痛を起こした患部に塗ると、メンソールの成分が浸透し、血流を促して症状を和らげます。
やり方は、まず、ヴェポラップを適量手に取り、患部に直接塗って5分間やさしくマッサージをします。その後、温かいタオルで覆い、ヴェポラップを浸透させます。これを1日に2回、3回行います。
虫さされの鎮静
ノミやアリ、蚊などの虫に噛まれた患部の炎症を和らげます。また、メントールの成分が虫さされによるかゆみをおさえて、水ぶくれや菌への感染リスクを軽減します。
虫に噛まれたら、患部を洗った後、ヴェポラップを適量手に取って、塩を少量まぜてから塗ってください。
水虫の治癒
ヴェポラップのチモールは、足の真菌や爪のカビの菌の増殖をおさえる抗菌・殺菌作用に優れた成分です。
やり方は、水虫になった足の爪や皮膚にヴェポラップをぬり、ガーゼで覆った後、靴下を履いてください。このとき、必ず爪が完全に乾燥した状態でぬります。これを、爪の色が暗く変色して成長するまで、1日に2回から3回続けて、爪が伸びたら、変色した爪の部分を切ってください。
治癒後も数週間は、他の部位に菌類や細菌が残っている可能性があるので、続けて塗ってください。
にきびを治す
ヴェポラップは、にきびをきれいに治す最も簡単な方法の1つだといわれています。メンソールなどの有効成分が、にきびの痛みや腫れを和らげ、患部を殺菌します。
やり方は、にきびの気になる部分に、ヴェポラップを少量つけて30分間放置した後、ぬるま湯で洗い流します。これをにきびがなくなるまでの数日間、1日に3回行います。
かかとのひびわれを治す
ヴェポラップのメントールや樟脳、テレピン油の成分は、かかとの皮膚をなめらかで健康的に、そして、ひび割れのない状態に保ち、保湿する効果があります。
やり方は、まず、寝る前に、足をぬるま湯に10分間浸した(またはお風呂に入ったとき)後、軽石でかかとを数分間こすって古い角質を落とします。その後、きれいな水で洗い流してから、ヴェポラップをぬり込みます。寝る時は、靴下を着用してください。べとつき感が気になるようなら、翌朝水で洗い流します。かかとのひびわれが完全に治るまで、毎晩これを行ってください。
イボの治療
ヴェポラップは、ウィルス性のイボ、特に、爪周囲イボ(爪の周りにできるカリフラワー状に盛り上がったイボ)の治療に効果的です。
メンソール、チモール、ユーカリオイルなどの有効成分が、イボの原因となるウィルスを殺菌し、イボを乾燥させて小さくするのに役立ちます。
やり方は、ウィルス性のイボの上を覆うようにヴェポラップをぬり、その上からガーゼや靴下で覆った後、数時間から一晩おきます。これを、イボが取れるまで約1週間続けましょう。
妊娠線を目立たなくする
メントールやユーカリ油の抗炎症作用やテレビン油、ワセリン、樟脳などの成分が、肌の乾燥を防いで、徐々に妊娠線を目立たなくしていく助けとなります。
やり方は、妊娠線が気になるところにヴェポラップをぬり、円を描くように1分間マッサージしてください。これを1日に2回、数週間続けます。

最後に

いかがでしたか?

これまで、風邪のぬり薬として世界中で使われてきたヴェポラップですが、配合されている自然由来のオイル成分の働きによって、使い道が多岐にわたることが分かったと思います。

これからは、風邪の常備薬として置いておいたヴェポラップが、重宝する機会が増えそうですね。