お酒が脳や体に与える影響とは

2017年2月 7日

お酒を飲むと、快感を感じたり、やる気が高まったりしますが、これは、アルコールを摂取することによって、一時的に、脳からドーパミンが放出されるためです。

ドーパミンとは、快感や意欲を担う脳内の神経伝達物質で、問題は、アルコールを常用すると、(脳が刺激を繰り返し受けることに慣れていき)ドーパミンの分泌機能がどんどん低下してしまうことです。

そうなると、脳が快感を覚えるためには、より多くのアルコールが必要になり、必然的に飲酒量や頻度が増えて依存症になっていきます。

ここでは、お酒(アルコール)が脳や体に複雑に与える影響について、薬物やアルコールへの依存に関する国立センター(コロンビア大学)のSamuel Ball博士によるアドバイスを紹介します。

アルコールのリスク

今日では、研究によって、アルコールを常用すると、脳の感受性や神経回路、体の機能の様々な分野に深刻な影響を与えることが分かっています。

脳では、記憶力をつかさどる海馬や運動のコントロールに関与する領域の感知力が低下して、アルツハイマー病などの認識(機能)障害になる恐れがあります。

認識障害になると、物忘れ(記憶障害)や協調運動障害(体が自由に動かせない)、集中力や注意力の低下、無気力状態など、様々な症状が表れます。

また、アルコールのほとんどは肝臓で代謝されるため、肝臓に負担がかかり、肝疾患になるリスクも高まります。肝臓の機能が低下すると、体の酵素レベルや血流にも影響を与えます。

その他、胃炎や胃潰瘍、膵(臓)炎、食道の潰瘍や静脈瘤などのリスクも高まるといわれています。