慢性的なストレスを和らげる簡単で即効性のある2つのテクニック

2017年3月 6日

もともとストレス反応とは、私たちが危険から身を守るために備わった必要な機能だといわれています。

しかし、問題なのは、このストレス状態が長く続く「慢性的なストレス」に陥ることです。そうなると、心身に過度な負担がかかり、老化が早まる危険性があります。

しかし、驚くかもしれませんが、この慢性的なストレスのほとんどは、私たちが自分自身で作り出しているものなのです。

ここでは、慢性的なストレスの本質的な原因となっている「思いや考え方の習慣」を断ち切り、過酷なストレス環境を生きていくための2つの簡単なテクニックについて、「細胞から若返る! テロメア・エフェクト/The Telomere Effect」の著者であるドクター(Dr. Elissa Epel)によるアドバイスを分かりやすく紹介します。

ストレスを軽減する2つの距離戦略

慢性的なストレスをくいとめて、将来につなげないためにもストレスの扱い方を知ることはとても大切です。

たとえば、一週間前に起こった嫌なできごとが、どうしても心にひっかかり、何度も執拗に思い起こしてしまう場合、常に気が休まらず、身体はずっと緊張状態から逃れられません。

しかし、そこから抜け出す方法を知っておくと、より簡単に心身の安静を取り戻し、新たな気持ちで前進できます。

それには、下記で紹介する2つのテクニックによって、全ての障壁となっている感情と現実を切り離して、まずは自分を受け入れることが有効だとされています。

時間距離戦略

時間距離戦略とは、将来的なストレス反応を解き放って、楽に一歩が踏み出せるようになるためのテクニックです。

やり方

まずは、自身に問いかけます。

現在起きている問題が、私自身と私の人生において、5年か10年の間にどのようになっていくかを考えます。

自分はどのような状況で、これから何を求めて、どのように物事をすすめていくかを客観的にイメージしてください。

これによって自分自身や現実を客観的に直視できるようになり、自分の可能性や進むべき道筋に光がさすのを感じるでしょう。

視覚的距離戦略

現在身の危険が脅かされている真っ只中の状況について、感情を完全に切り離して、遠くから眺める方法です。

やり方

まずは、ゆっくりと落ち着いて、置かれている現実を心の中で映像にしてください。その時の周囲の環境や自らのふるまいを、まるで巨大な映画のスクリーンに映し出されたワンシーンのようにイメージします。

必ず主人公や登場人物を、完全に自分から切り離して、あたかも他人として客観的に観察します。

問題を、完全に自分と切り離して客観的な視点からみることは、状況やそれに対する自分の感情を把握し、冷静な判断をするときに非常に役立ちます。これによって、過ぎ去ってしまったことを素直に受け入れられるようにもなります。

まとめ

ヒトは、多くの場合、見聞きした体験の捉え方によって、自らがストレスを引き起こして自身を苦しめています。

それを、客観的に捉えて、前向きに方向を修正していくことによって、ストレス反応が低下するだけでなく、問題解決の糸口が見つかる可能性も見出されます。

このテクニックを活用すると、あなたは、実際にその状況を処理することができるので、感情も自然とおさえられます。

そうなると、あなたをとりまく世界が全て変わっていくでしょう。