理想的な厄除け(厄祓い)の方法

2010年1月 7日

厄年には災いが生じやすく、身内や周囲の人にも悪影響があるといわれます。

少し恐ろしいような気はしますが、厄除けは、平安時代から続く信仰的な儀式で、その歴史の長さがただの迷信におわらないことを漂わせています。

ここでは、理想的な厄祓いの時期や回数など、神社や家でできる厄除けのやり方について紹介します。

厄除けとは

厄除けとは、厄年の災いを祓い、無病息災の祈願祈祷を神社や寺院で受けます。厄祓い(払い/やくばらい:身を清める)や厄落とし(やくおとし:減らしたり無くすこと)とも呼ばれます。

厄祓いのやり方

厄払いをする場合は、神社仏閣の知名度にこだわる必要はなく、地元の氏神様でも問題もありません。祈祷料金は、5千円から1万円が相場です。

厄払いの祈祷をうける場合は、「御祈祷料」と表書きした白封筒や祝儀袋にお金を包んで用意します。神社によっては、紙幣をそのまま持参しても問題が無いところもあります。

客を招待して食事会を行う地域もあります。招待客は、厄祓い祈願と表書きされた祝儀袋にお金を用意します。厄払いの宴の席では、招待客に厄の影響を与えないように生活用品や食品など消耗品を内祝いに配ります。

後厄の終わった人へのお祝いも、内祝い同様に、食品などの消耗品を贈ります。

厄除けの時期は?いつからいつまでにするの?

地域によって厄除けの時期や日取りへの考え方は異なりますが、年明けから旧正月までに行われるのが一般的です。年初めの初詣に一緒に行われることが多いようです。

どうしてもこの時期に厄除け祈願をしなければならないわけではありませんが、厄年のはじめを旧正月とし、それに合わせて厄祓いをするところもあります。

旧正月までの厄除けを逃したからといって、時期が遅すぎるということはないので、あまり日取りには神経質にならずに、行ける時に行けば大丈夫です。

厄祓いの回数

本厄の前後も全て祈願する必要があるかどうかも、地方や神社によって様々です。厄年の3年間は毎年祈願することをすすめる神社もありますが、後厄の方が注意が必要だとする考えもあります。

厄払いは、厄年の3年間、毎年行うのが理想ではありますが、1回だけ祈願する場合は、前厄が良いようです。

家でできる厄除けとは?

厄払いの祈祷後は、普段の生活において、不要なものを捨てて、注意して過ごします。

神社や寺で厄払いの祈祷を受けた際にいただいたお札や清め塩は、神棚に飾り、供物もお供えします。神棚が無い場合は、お札を南向きか東向きで、目線より高い位置に飾ります。

厄年の時に、自宅で毎日心掛けたいことは、水周りを清潔に保つことです。トイレや風呂場、洗面台や台所はきれいにしておきましょう。普段はあまり手を入れない排水溝や換気扇も注意して掃除しましょう。

玄関は、外からの悪い気が入りやすいといわれるため、できれば毎日きれいに掃除しましょう。

水周りや玄関を掃除した後は、盛り塩をして清めるとよいといわれます。

お線香を焚いて先祖に手をあわせたり、香を焚いて邪気を追い出すのもよいでしょう。

実は、節分も厄払いの行事です。

子どもの節句や七五三、節分も厄を落とす行事です。

節分は、邪気が生じやすいと考えられる季節の変わり目に、悪い気を追い払い、無病息災を願うために行われます。平安時代は、陰陽師によって行われていました。

近年は、一家の主人が豆をまいて家族が自分の年の数だけ豆を食べるスタイルが一般的になりました。

立春は中国から伝わる暦で、1年の始まりと考えられていたため、立春の前日である節分の日に邪気を祓って新年を迎える意味で、開運厄除けの祈祷や豆まきが神社で盛大に行われます。

地方によっては、厄年の人が豆をまくことで、他の人に少しずつ拾って(分担)もらう風習もあるようです。

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