スーパーモデルのウォーキングレッスン「ハイヒールでの美しい歩き方」

2016年8月17日

スーパーモデルがランウェイで行うウォーキング(キャットウォーク)は、一般的な歩き方とは使う筋肉や姿勢が全く異なる特殊なものです。

美しい姿勢で歩くには、絶えずおなかのインナーマッスルを引き締めてバランスを取る必要があり、特にはじめのうちは、後ろに反るほど少し大げさにするくらいがまっすぐな姿勢としては丁度よいといわれています。

ここでは、スーパーモデルのような美しい歩き方をするために必要な、まっすぐで完璧な姿勢、足で地面を蹴るリズムやタイミング、立ち居振る舞い方を中心にウォーキング指導のプロによるアドバイスを分かりやすく紹介します。

モデルの歩き方は、普段ハイヒールを履いて歩くときの姿勢につながるので、とても参考になります。ハイヒールで歩くと、無意識のうちに猫背気味であごが出たり、膝が曲がって見栄えの悪い歩き方になることが多いので、ぜひ下記を参考に歩き方を見直してみてください。

ハイヒールでの歩き方のポイント

まず、体重をのせるようにヒールを先につけて、続いてつま先をつけます。

このとき、全ての体重をかかとにかけるのではなく、少し前方に保つ感覚で、バランスを取りながら、滑るように大股気味に移動します。

モデルのウォーキングは、「体重移動(重心がどこにあるか)肩の位置に注意し、リラックスした状態で、首や肩から足におけるまで体のラインを全てまっすぐに」、これらを全て同時進行させなければならないので、下記に、自然なウォーキングができるようになるための練習のポイントを紹介します。

歩くときの姿勢

最初に、前後に肩を回しながら歩くと、肩の力が抜けて、腕を自然にふりやすくなります。ちなみにこの肩の動きは、スーパーモデルが写真撮影をする時のポージングによく取り入れられます

多くの人が気づかないうちに猫背になっているので、初めのうちは肩を後ろに落として歩くことに違和感を感じるかもしれませんが、肩を少し開くように背中から肩をまっすぐにして歩きます。

自信がない時は、まず大きく息を吸い込んで、胸を張るように意識してみてください。姿勢を保ちやすくなります。

首から上

首は力を抜いてリラックスし、あごが前に突き出ないように頭を引き上げます。

目は前方の一点を見つめて、頭上から糸で引っ張られるような感じで、頭が左右にぶれないようにまっすぐに固定します。

ちなみに、スーパーモデルは、ウォーキング中は、まるで何も考えていないかのように完全に顔をリラックスさせています。

お尻の位置

最初は、肘を伸ばしたまま両手を後ろで組んで、お尻を軽く前に突き出すように意識して歩く練習から始めましょう。

お尻は、左右に揺れないように、なめらかにまっすぐ保ちます。

バランス

バランスは、おへその少し下あたりの重心をおいてとります。おなかを絶えず引き締めたまま、体が上下にバウンドしないように、膝の位置を固定します。

重心は少し前気味です。

足の動かし方

歩く時は、前に出した膝が曲がらないように、脚はきれいに伸ばして歩きます。

一直線上に歩こうとすると、どうしてもがに股になりやすいので、つま先に意識を集中してまっすぐ前に足を運んでください。

また、階段を上がるときは、ハイヒールのかかとを階段につけないように注意してください。

腕のふり方と手の動き

腕は、振りすぎると、ウォーキングの妨げになるので、体側に近い位置を保ち、手の動きを最小限にします。

全く動かさないのでは逆に不自然なので、推進力で自然に動かすイメージで動かします。肩を後方に引いたまま腕を下げると、自然に振ることができます。

スーパーモデルは、かばんを持ったり、ブレスレットをつけて歩くといったデザイナーの要望があった場合も、基本的な腕の振りは最小限にしています。

ハイヒールで美しく歩くための練習方法

ウォーキングの練習はモデルにとって必要不可欠なものです。

ウォーキングで、特に注意すべきポイントは、肩を後方に下げて、お尻は前方に出し、脚をまっすぐにするの3点です。

簡単に聞こえるかもしれませんが、これらを全て同時進行で行うのはなかなか難しいので下記に、ウォーキングにおすすめの練習方法を紹介します。

ドレスアップして、ハイヒールを履いて歩くと、意識が高まるのでおすすめです。最初は、つま先だけで歩く練習を繰り返してください。

S字に歩く
両手を前でそろえて、Sの字を描くように(ヘビの動きをしながら)進みます。チョークで床にS字のラインを描いて、それに沿って進むとやりやすいでしょう。
直線を歩く
道路にひかれたまっすぐの線を利用して、ハイヒールで歩く練習をします。コンクリート、石、芝生、ボードウォーク、土の上など、場所を変えて何度も練習をしましょう。
バランス感覚を養う練習
肩を下げて、かかとを上げて歩く。

最後に

自信をもって、より自然にスーパーモデルのようなウォーキングができるようになるには、練習あるのみです。

ぜひ等身大がうつる鏡の前で何度も行ったり来たりを繰り返してみてください。

スーパーモデルになりたての頃は、来る日も来る日もウォーキングの練習が行われます。

スーパーモデルたちは、ときには、ファッションショーで自分のサイズに合わない靴が用意されることもあるので、靴のサイズやヒールの高さを変えて、どのような状況でも美しいウォーキングが快適にできるように備えておく必要があるといわれています。さすが、プロですね。

その他の参照元:
1,How to Walk on a Runway | Modeling
2,How to Walk in High Heels