二日酔いの症状を楽にしてくれる食べ物や飲み物

頭痛、吐き気。二日酔いによる不調は、本当に早くなんとかしたいほどつらいものです。

なかには、早く解放されたい思いから、二日酔いの朝にむかい酒をしたり、安易に頭痛薬を飲んでしまったりする人がいるようですが、それは決しておすすめできません。

お酒を飲むことで、一時的に二日酔いの症状が楽になったように感じるかもしれませんが、すぐにより一層ひどい吐き気に襲われてしまうでしょう。鎮痛薬も、アルコールの代謝で負担のかかった肝臓にさらに薬で追い打ちをかけるようなものです。

それでは、いったい、二日酔いの症状をやわらげるにはどうすればよいのでしょうか?

以下に、二日酔いの朝に食べると頭痛や吐き気、嘔吐の症状をやわらげて、気分を楽にしてくれる食べ物や飲み物について、最近の科学で分かってきたことをもとに分かりやすく紹介します。

二日酔いの症状を軽減する朝食とは

二日酔いは、アルコールを体内で代謝する時に出される不純物が原因で引き起こされることがよくあります。この不純物対策には、こんがりと焼いたトーストが効果的。

特に、ベーコンエッグチーズサンドイッチのような炭水化物や脂肪、たんぱく質、塩分などを効果的に取り入れた朝食はおすすめです。症状に応じて、塩分を少し多めにしたり、ホットソースやスパイスを加えてもよいでしょう。

卵には、体の毒素を浄化するL-システインが含まれています。L-システインは、二日酔いを引き起こすアセトアルデヒドを分解する酵素の働きの活性化を助けてくれます。

栄養サプリメントで対応する場合は、ビタミンB1、B6、C、N-アセチルシステインを一緒に飲むと吐き気が抑制されるといわれています。

コーヒーにはお酒の酔いをさます効果があるのか?

お酒を飲み過ぎてしまった時に、酔いを冷まそうとコーヒーを飲む人がいますが、Paul J.Rinaldi博士は、コーヒーに酔いを冷ます効果はほとんどないどころか、注意が必要だといいます。

コーヒーに含まれるカフェインは、飲酒後の意識を多少はっきりとさせるのには役立ちますが、アルコールと同様に利尿作用によって、体内の水分量をより減少させてしまい、脱水症状を引き起こす危険性があります。

一般的に、飲酒後に、体が脱水状態に陥ることで、頭痛やだるさ、吐き気などの二日酔いの症状が引き起こされるといわれます。

飲酒による酔いをさますには、アルコールを体外に排出するための十分な水分補給と時間がカギになります。また、ぐっすりと眠って体調を回復させることも大切です。

コーヒーを飲むことによって、アルコールとカフェインの相乗効果によって、睡眠が妨げられてしまう恐れがあるので、特に飲酒後夜遅くに飲むのはさけた方がよいといえます。

二日酔いにおすすめの飲み物

二日酔いになったら、なによりも水分摂取が大切です。下記を参照に適切に水分を補給してください。

  • スポーツ飲料は、水分とともにアルコールを飲んだ後の、失った電解質を補充してくれます。
  • 吐き気がひどい時は、炭酸水が気分を楽にしてくれます。
  • おなかの調子を整えるぺパーミントティーとアルコールの分解を助けるはちみつの組み合わせは、気持ち悪い症状を早めに落ち着かせてくれます。
  • オレンジなどの果汁100%ジュースは、失われた糖分や電解質、ビタミンを補うことができます。

下記に、カナダで人気の二日酔い対策ドリンクレシピを紹介します。

二日酔い対策ドリンク「シーザー」

シーザーは、カナダで普段から日中の飲み物やカクテルとしてよく飲まれるドリンクです。トマトジュースをベースに、スパイスやホットソースを入れてパンチを効かせたものです。

  • レモン(ライム)汁適量
  • 塩(有ればセロリソルト)
  • ホースラディッシュソース小さじ1杯
  • タバスコ適量
  • ウォッカ 28グラム
  • トマトジュース

スパイスにホースラディッシュソースとタバスコを使用していますが、塩コショウや他のホットソースでアレンジされることも多いようです。

カナダでは、ハマグリなどの二枚貝とトマトをベースにしたClamato(クラマト)と呼ばれるトマトジュースで作られています。

作り方

  1. グラスの口縁に、レモン汁やライム汁をこすりつけ、塩(今回はセロリソルトを使用)をつける。
  2. グラスに氷を入れ、ホットソース、ウォッカを注ぎ、トマトジュースで満たす。
  3. セロリスティックを添えるとできあがりです。

上記のどんなことを試しても効果が得られない時は、寝るのが一番の回復策です。

二日酔いに効く体内酵素の発見

二日酔いになると、水分不足や胃酸の過剰分泌による胃のむかつきや吐き気、血糖値の落ち込みによる衰弱や気分の落ち込み、脳の血管が膨張することによる頭痛など数々のつらい症状が出ます。

カリフォルニア大学デービス校のAllison Mitchell教授が言うように、二日酔いの治し方に関しては、確かなものはなく、長い間科学者たちも尻込みをしてきた案件でした。

しかし近年、UCLAやUSCの研究者たちは、二日酔い状態のネズミに、アルコールを代謝する体内の酵素を注射したところ、血中アルコール濃度が急速に低下することを発見しました。

これを受けてもしかすると将来的に、お酒を飲んだときに、肝臓が処理をする前に飲むことで二日酔いを予防するサプリメントが登場するかもしれません。

しかし、それまでは、お酒を飲む前に脂肪分の多い食事を食べたり、十分な水分補給を行ったりと、様々な対策をねっておく必要がありそうです。

その他の参照元:
1. How to Cure a Hangover
2. The Domestic Geek: Hangover Cures
3. Does Coffee Help You Sober Up?