氷が張った湖や池から落ちた時のサバイバルテクニック

2017年1月11日

極寒のリゾート地での休養、湖に張った氷を利用した天然のスケート場、ワカサギ釣り。

冬には寒い季節ならではのアウトドアや楽しみがあります。

しかし、楽しんでいる最中に、鏡のように美しく凍った湖の氷が、足もとで割れて冷たい水の中に落ちてしまったら、命の危険にさらされます。

ここでは、もし、凍った湖で氷の割れ目に落ちてしまった場合に、生き残るためのサバイバルテクニックを紹介します。

氷のように冷たい水の中では、10分間で筋肉が機能しなくなり、意識を失うまでは1時間ほどだといわれています。

その間に、どのような対処をするかが、生死を分けるカギになります。

サバイバルテクニック

呼吸を落ちつかせる
凍えるような水に落ちた場合、パニックに陥って、呼吸に異常が生じ、意識を失うことがあります。
まずは、手足をばたつかせたり、のたうち回るのをやめて落ち着き、ゆっくりと呼吸を安定させるように努めます。
衣類は脱がない
急いで衣類を脱ぎ捨てようとしないでください。あなたが思っているほど、衣類の重みによって沈むことはありません。
実際には、衣類のポケットなどが空気を閉じ込めて、幾分か浮きの代わりになります。
顔を水面から出し続けます
ミネソタ天然資源省によると、氷の割れ目や穴から落ちた場合、手で水をかいて、身体や頭が完全に水に浸らないようにし、できる限り水面から出し続けます。
自分が落ちた地点の氷に向きを変える
あなたが落ちた地点の氷をつかんでください。割れ目周辺の氷は薄い可能性がありますが、体重がかかって落ちた地点のすぐ手前の氷は、一番分厚く強度が高い氷です。
両手を氷の上に置く
何か鋭く尖ったものがあれば、それを氷にさしてひっかけ、自分の体を引き上げる助けにします。
足で水を蹴る
両手を氷の上に置き、足が身体と水平になるように水を蹴ってください。バタ足で体をできる限り平行に保ちながら、肘を使って、体を引き上げます。
こうしている間に、服が吸い込んだ水がいくらか排出されます。
氷の上を滑るように前進する
氷の上に出たら、すぐに立ち上がろうとするのではなく、おなかで這うようにして、氷の上を滑るように前進します。おなかを下にして進むことで、氷に接する表面積が広くなり、自分の体重を分散することができるので、氷が割れにくくなります。
転がりながら氷の割れ目から離れる
氷の割れ目から前進して離れたら、後は転がるようにしてもっと遠くに離れます。
体を温める
安全なところまで離れたら、早急に暖かくて乾燥したところに入り、しっかりと体を温めます。

どうしても氷に上がることができない場合の対処法

寒さで手足の感覚がなくなったり、体力がなくなってどうしても氷の上に上がることができない場合は、少なくとも体の半分だけでも水に浸からないように維持します。

これによって、コートやジャンバーの表面が凍りついて氷にひっつき、あなたが意識を失ってしまった時に、水中に沈んでいくのを防げるかもしれません。

もちろん、生き残るための最も安全な方法は、危ない氷の上には近寄らないことです。