クロールのストロークが短くて回転が速い泳ぎ方の改善点

2014年10月 9日

クロールを泳ぐ時に、「腕を勢いよく、素早くかく」人は、ストロークが短すぎることによって、回転が速くなっている傾向があります。

これは、主に子供によくみられる泳ぎ方ですが、水泳歴が長かったり、大会にも出場したりしているような経験豊富な水泳選手にも多くみられます。

この場合、いくら練習を重ねても、費やした努力にもかかわらず、ほとんど進歩が見られないでスランプに陥ることがよくあります。ここでは、クロールのストロークが短くて回転が速い泳ぎ方を改善していくポイントを紹介します。

クロールの泳ぎ方にみられる欠点と改善点

前方で手を伸ばす時間がなく、絶えず腕が動いている
クロールのキャッチの時に、前方でとまる動きがほとんどなく、ストロークが終わり切る前に、次のストロークを開始している。
その場合は、キャッチを急がずに、自然なリズムで前方に腕を伸ばした長いストロークを意識してください。
キャッチの時に、急いで水面に手を着地させると、水をつかむ感覚が乏しくなります。
腕をかく時の体の傾きが足りない
体の傾きが足りず、左右で非対称的になっている可能性があるため、体の中心でバランスをコントロールしながら左右対称の傾きをつけましょう。
リカバリーの腕が伸びている
リカバリーのときに、腕を伸ばしたまま、体の横から急いで戻そうとする傾向があります。キャッチを親指ではなく中指の指先から水につけるようにしましょう。
バタ足が小さい
腕をかく回数に頼った泳ぎであるため、バタ足は小さい傾向があります。小さめのバタ足は、長距離を泳いだり、トライアスロンに出場したりする際には、エネルギーを節約するのに理想的ですが、一方で、速く泳ぐ場合は、推進力が上がりにくくなります。
頭の位置が高い
目が前方を向いていることが多く、頭の位置が高い傾向があります。

最後に

ストロークが、テクニック的に完成していないうちから、すばやく力任せな動きで泳ぎ込みを繰り返すと、肩を痛めやすいので注意してください。

実は、上記のような泳ぎ方は、経験豊富な選手やある程度の記録を持っている選手の中にも多くみられます。長い期間をかけて定着した泳ぎ方だけに、悪いクセであっても、直すことに抵抗があり、また、修正するには、長い時間を要する傾向があります。

しかし、優れた水泳選手でも、常に泳ぎ方を微調整する必要はあり、ストロークや傾きを改善することで、長期的にみると飛躍的なスピードアップが期待できます。