マイケル・フェルプス選手の平泳ぎ

2014年10月16日

平泳ぎがうまくなりたいなら、泳ぐときに、体を異なるパーツごとにみて、それぞれを改善していかなければなりません。

若いスイマーに特によくみられるのが、平泳ぎのキックの問題です。その場合は、キックのテクニックを磨く練習により一層取り組まなければなりません。

水をつかんだキックであるかや、腕の動きとキックのタイミングをみて改善していくことが、長期的な視野で、ストロークの働きを高めることにつながります。

そして、平泳ぎで最も大切なのは、ストロークの合間にみせるフラットでクリーンな体のラインです。

多くの若いスイマーは、速く泳ごうとして、ストロークやキックの回転数をあげることにエネルギーを費やす傾向がありますが、まずは、水の抵抗を作り出さないことによってもたらされる力を磨くのがベストな方法だといえます。

ここでは、マイケル・フェルプス選手の平泳ぎについての、ボブ・ボウマン/Bob Bowmanコーチの解説を分かりやすく紹介します。

マイケル・フェルプス選手の平泳ぎの特徴

マイケル・フェルプス選手の平泳ぎは、193cmの長身から生み出される長いリーチをより効率的に使ったストロークで、肩を耳近くまで引き上げることによって、水を力強く引き、前進しています。腕は、慌てることなく、静かに動かしています。

また、横から見ると、約45度の頭の傾きから全身を牽引するように水中に入るのが分かります。

ボディーポジション

特にストロークとキックのあい間に見せるストリームラインが完璧で、美しさが際立ちます。水面近くで、頭とお尻がいつも水面から出ているような水平ラインが形成されています。

平泳ぎのボディーポジションで大切なのは、足を強く後方に蹴った後、指先から肩、腰、つま先までを一直線にした水平ラインを形成することです。

これによって、水の抵抗を最小限にし、腕とキックから生み出される力を最大限推進力として活かすことができます。

頭の位置

頭はニュートラル・ポジション。顎を上にあげないで、かつ、下げすぎない。首を長くして、背中から頭にかけてをフラットにします。

息継ぎのときの目線は、45度下です。

この姿勢により、頭を水に入れるときに、手を効率的に前方に押し出せます。顔を水につけたらすぐに、額を下げることで、頭の上から全身を先導します。そして、肩で耳を包み込むようにして、腕を前方にしっかりと伸ばします。このとき、手の平は平らにします。