膝を適度に曲げてスナップを利かせるバタ足のコツ

2014年10月20日

水泳教室では、バタ足で膝が曲がりすぎる人に対して、「膝を曲げないで脚をまっすぐに伸ばしなさい」と注意することがよくあります。

しかし、いくら膝をまっすぐに伸ばしても、なかなか前に進まないと悩んだ経験はありませんか?

実は、「膝をまっすぐに」の意味は、その言葉通りではなく、「膝をよりまっすぐに」と表現した方が適切かもしれません。

脚をピンとはったままバタ足を続けると、疲労度が強く、達成感は得られるのですが、足首にも力が入ってしまい、実(じつ)を伴わない方が多いため、そういう時は、考え方を少し変える必要があります。

ここでは、バタ足のやり方について、膝や足首、太もも、お尻の使い方を中心に紹介します。

バタ足の膝の伸ばし方のコツ

まず、膝をまっすぐに伸ばすのではなく、「足のスナップを利かせて進む」ことをイメージします。膝は、スナップを利かせるために、軽く曲げる程度の感覚です。

動画を見ると膝が適度に曲がることによって、よりしなやかで、抵抗の少ないバタ足になっていることが分かります。

ポイント

  • 足を上に上げる時に、膝が適度に曲がる
  • 足を下に下げてキックする時に、つま先までまっすぐに伸ばす

バタ足によって水中に生まれる泡の大部分は、足が水面に上がる時ではなく、下に向けて蹴られた時に生まれます。

足首を柔軟にする

一般的に、陸上を走る選手は、水泳選手ほど足首が柔軟ではない傾向があり、トライアスロンの選手でも、泳ぐ時に、足首が硬すぎることがあります。足首が硬すぎると、一生懸命バタ足をしようとするほど、スピードが遅くなります。

動画の1分10秒過ぎの女性のキックが悪い例です。足首が柔軟でないと、かえって水の抵抗を受けてしまい、スピードダウンしてしまいます。

お尻からバタ足をする

バタ足の力は、太ももから生まれると思っている人は、自転車をこぐような膝が大きく曲がったキックで、足が沈んでいることがよくあります(動画の1分30秒くらい)。

これでは太ももに水の抵抗を受けてしまいます。これを防ぐためには、バタ足の上下の幅をできる限り小さくするように努めます。キックは、太ももからではなく、お尻から動かすように心がけてください。

おすすめのバタ足の練習方法

ボディーラインとバタ足に集中したトレーニングをしたい場合に有効なのがシュノーケルです。シュノーケルをして、まっすぐに腕を伸ばしてビート板を持ち、顔をつけたままバタ足で泳ぎます。

ビート板で泳ぐ感覚がつかめたら、次は、ビート板を無くして泳ぎます。手を肩幅に開いて、腕をまっすぐ前方に出してバタ足で進み、プールの底のラインを見ながら、どのようなバタ足が速く進めるかを確認しながら泳ぎます。

足は、できる限り小さい動きで速く動かし、バタ足の時に足が水面から出すぎないように注意してください。

こちらもどうぞ:
正しいバタ足のポイントとは?