背泳ぎのキャッチとプルの練習/キャッチアップ

2016年6月10日

車いすのパラリンピック水泳選手トム・ミアズガ(Tom Miazga)氏が、背泳ぎのキャッチとプルの練習を3通り実演しながらポイントを紹介した動画です。

背泳ぎの練習方法

車いすのトム選手が実際に行っているもので、バタ足や下半身の力を借りずに、ボディバランスを安定させてスピードアップするために、ストロークや体の奥にあるコアな筋肉を有効に使って泳ぐ3通りの練習方法です。

頭上で一度手をそろえる

背泳ぎのストロークの際、リカバリーの手が頭上に戻るまでもう一方の手をそのまま伸ばした状態にし、両手が頭上に揃ってから次のストロークを始めます。

<ポイント>

トム選手は、背泳ぎの泳ぎ始めのキャッチを何よりも重要視しています。水面に手を入れたら、すばやく水をしっかりとつかみ、肩の下から、肘、手首まで全ての部分で水を感じながら押し出すように意識します。

手を垂直に天井向けて上げてそろえる

ストロークのリカバリーが半分まできたら、指先まで伸ばして天井をさし、もう一方の腕のリカバリーが同じ位置にくるまでその状態(片腕を垂直にあげた)をキープしたまま背泳ぎをします。

<ポイント>

背泳ぎの間ずっと、コアな筋肉全てに意識を集中させて、お尻やおなかの位置が下がらないように、バランスを取ります。

プッシュの終わりでそろえる

ストロークをプッシュの終わりで一端止め、もう一方の手が同じ位置にくるまで、そのままお尻の位置でキープします。

<ポイント>

次のストロークのキャッチとプルを肩を使って力強くすばやく行う練習になり、背泳ぎのスピードアップにつながります。

ちなみに、トム・ミアズガ氏の好きな言葉は、「Shoot for the moon, even if you miss, you'll still land among the stars/月を目指しなさい。たとえたどり着けなくても、どこかの星につくだろう(大きな目標を目指すことで、必ず何か価値のあることにたどりつける)」です。