立位姿勢でのスカーリングトレーニング

2016年8月17日

スカーリングトレーニングは、手の平の水の感覚に集中し、肘までの面積で水を受け、前に進む泳ぎ方です。

速度が遅く、プールの端までなかなかつかないため、根気がいるトレーニングですが、通常の練習に組み入れるとスピードアップに繋がります。

しかし、どうしてスカーリングトレーニングが必要なのか理解ができない人も多いかもしれません。

スカーリングは、微妙な手の平の感覚を改善するのにこれ以上ないくらい大切な練習方法のひとつだと言われています。

手の平で水の抵抗を感じることは、「キャッチ、引く、押す」の腕のストロークにおける全ての動きに関係してきます。

スカーリングで手の平を左右に動かすことで、腕の動きによって生まれる水面での微妙な水の動きや抵抗を知ることができます。これは、車での走行中、窓から手を出した時に感じる空気の抵抗と同じ原理です。

わずかな手の平の傾斜の変化で、手の周りで起こる水の抵抗の大きさが変わってくることが分かります。

練習方法

1、立位姿勢

足の動きは最小限にします。

水中で立位姿勢になり、腕を左右に動かす力だけで浮きます。

肘から肩にかけての上腕の振りは小さくし、手の平を中心に動かします。外側に動かす時は、手の平を外側に約45度の傾斜をつけて押し上げます。

内側には、手の平の向きを45度内側に傾けて、斜め下に動かします。

外向きの親指は下、内向きの親指は上と覚える。

外向きに押し出す方が強くなりやすいので注意します。両サイドへの動きを均等にするように心がけます。両サイドの水の抵抗が均等に感じるような動きでないと、体が沈みやすくなります。

2、動きを速くする。

3、立位姿勢から、前方に体を傾けて顔を水面につける。肘を水面近くの高い位置にし、指先でプールの底を挿すような角度でスカーリングをしながら前進します。バタ足は補助程度に動かす。