水中では、水にさらす体の面積が少ない程水の抵抗がなくなるため、滑らかに進み、効率的にスピードアップできます。
このように、クロールで体の幅を狭く保つことは、水(流体)力学的な意味がありますが、それでは実際に、どうすれば体が狭くなるのでしょう。
ここでは、クロールで体の幅をより狭く泳ぐための練習のやり方を紹介します。
練習方法
- 滑らかなクロールでスタートします。
- 狭いチューブ(筒)の中を体全体が通るのをイメージしてください。
- それぞれのストロークで、前方にダイレクトに腕を伸ばしているかを確認しながら泳ぎます。
- 頭が動かないように、一直線上にキープしてください。
ポイント
コーチにゴール地点(正面)から、また、上から泳ぎを確認してもらいます。
ゴール地点(正面)からクロールの泳ぎを見て、ストロークの手や腕が体の後ろに隠れているか、また、上から見て、ストロークがプールの底のラインと平行に移動しているかを確認します。
実際に人に泳ぎを確認してもらうと、自分が思っている泳ぎとは異なることがあるので、この練習においては、人の視覚によるフィードバックがカギになります。