フォアアーム・フルクラムを使ったトレーニングのメリット

2017年3月27日

ここでは、フォアアーム・フルクラム(Forearm Fulcrum)と呼ばれる、2つのループがつながった水泳用のツールの特徴やメリット、それ使ったトレーニング方法について分かりやすく紹介します。

「フォアアーム・フルクラム」は、バタフライや平泳ぎ、背泳ぎ、クロールの4通りの泳ぎ全てのストロークのプルの改善とテクニックへの集中のために設計された多用途なトレーニングツールです。

パドルと同じメリットがあるうえ、これなら水かきによる負荷がないので、肩にストレスをかけないトレーニングが可能となるため、初心者や年齢の低い子供の練習にもおすすめです。

フォアアーム・フルクラムのメリット

手や前腕で感じる水の感覚を失うことなく、指先から肘までの前腕全体が一面につながった効率のよいストロークのテクニックを磨くことができます。

キャッチの後に、すぐさま手と前腕に集中することで、早期垂直前腕(EVF:早い段階で前腕を垂直にする)のポジションを開拓し、ストロークの効率を高められます。

また、ストロークにおける手や手首、前腕を適切な位置に調節し、その筋肉の働きを脳に記憶させてストロークを改善し、途切れることのないパワーを維持します。

やり方

フォアアーム・フルクラムのひとつめのループに手を入れて、中央の支点が手首にあたるように調節し、もう一方のループに4本の指(親指以外)を通します。

これは、パワーアップ目的ではなく、テクニックを上げるためのツールなので、長距離を泳ぐのではなく、短距離で最大限テクニックに集中して泳ぐ練習に取り入れるのがベストです。

練習のポイント

クロールを泳ぐときには、手を後方に引くのではなく、肘をあげて引くように意識してください。肘を高く保った状態で、指先から肘までを全て使ったプルのはじめから終わりまでの動きを理解しやすくなります。

背泳ぎでは、特に水を手の平と前腕で押すときの動きを確認するのに役立ちます。

平泳ぎで使う場合は、キャッチ後の早期垂直前腕、肘を高く保ったままのプルを意識しましょう。

バタフライでは、ハイエルボウに意識を集中させるため、シングルアームドリル(片腕だけで進む)トレーニングでの活用がおすすめです。