さて、雪山で遭難したり、雪崩に巻き込まれたら、この極限状態であなたならどうやって生き延びますか?
実は、氷点下の山岳で厚着は禁物。なぜなら「汗をかく」ことが命の危険につながるからです。
汗は一瞬にして凍り、10倍もの速さで身体の熱を奪い始めます。
避難するために作ったかまくらも、作り方によっては二酸化炭素を蓄積して命を危険にさらすことも。
焚火なんてもってのほか。ろうそくの炎で灯りと暖を取ります。
ここでは、マイナス30度を超える極寒地帯で狩人たちが生き抜くために蓄積した知識
・雪山で汗をかかないための対策
・雪山で野生動物に襲われたらどうすべきか
・物理法則を利用したかまくらの作り方
・雪崩に巻き込まれたらまずすべきこと
まさに極限サバイバル術について、下記の動画をもとに紹介します。
雪山で遭難した極限状態から屋外でどうやって生き延びるか、狩人やアルプス山脈での兵士の実体験などをもとに紹介されています。
雪山でのサバイバル術
雪に覆われた高山地帯で狩人は、寒いからといってただ厚着するわけではありません。
氷点下の風が吹きつける中、極限の寒さでは迷信は命を救ってはくれません。
しっかりと科学的な法則と緻密な計算に基づいた対処法を知っておくことで、いざというときに自然という試練から勝利を収められるのです。
https://cucanshozai.com/2017/01/igloo-keeps-warm.html
雪山では汗をかかないように
汗はすぐに凍り付き、凶器へと変わります。
高山の狩人たちは、日中は上着を脱ぎ、薄着で歩く速度を一定に維持します。
雪の魔法瓶「かまくら」をつくる
雪の層が、多孔質の発砲スチロールと同じで、何十億もの空気の泡が断熱効果を発揮。
雪の結晶はお互いに硬くつながりあい、天然の貝殻のように崩れにくくなっているのです。
雪の穴には、冷たい空気のたまり場となる斜めに低く下層通路をつくり、寝床は高台に。雪の中では酸素濃度を保つために、換気孔をあけることも忘れずに。
閉鎖された空間での焚火は命とり。酸素濃度とかまくらの強度維持のために狩人たちが活用したのが、ろうそくと岩石を熱した湯たんぽのようなもの。
ろうそくの炎は約80ワットの光を発し、この熱エネルギーを利用して狭い空間を温めるのです。
これも厳密な物理法則が生存の源となっています。ランプの光が氷を溶かし、飲料用の水にもなるのです。
野生動物に襲われそうになったら
時には炎やにおいから、捕食者となる野生動物が集まることも。たいまつと飯ごうをナイフ(金属)でたたく大きな音で、動物を追い払うこともあります。
雪崩に遭遇
雪崩にうまったら、ほとんどの人が方向感覚がなくなるため、パニックに陥って下方向に向かって雪を掘り進めてしまいます。
雪崩が迫ったら、まず、腕で顔を覆い、鼻と口の前に空気の隙間をつくる。そして、雪崩がおさまったら、唾液をたらして上下を確認し、上に向かって雪の穴を掘る。
雪の中から外界へ出たときに注意すべきは、二次性低体温症に伴うショックです。
内臓の温度が危険なレベルまで下がっている状態では、焚火で急に温まろうとしたり、凍り付いた手足をはげしく動かしたりすると、大惨事につながります。
手足からの冷え切った血液が、内臓や心臓など体の中心部へと一気に流れ込むことで、心筋に強烈な衝撃が加わり、即座に命の危険が訪れるのです。
1942年、北極圏のソ連軍が開発した科学的救済法によると、手足を急激に動かさず、胸、首、鼠径部の動脈の領域を温め、砂糖を入れた温かい湯を飲ませる(肝臓にグルコースを与える)と示されています。
徐々に血流を循環させて、体温が35度を超えると体は自力で四肢の血管を開き始めます。
