立ち姿が有名なミーアキャット、しかし、その立っている位置はなんとカメラマンの頭の上。
これは、地球上で最も過酷な場所のひとつ、カラハリ砂漠で観察された野生のミーアキャット。
干ばつに見舞われ、食料が不足するなか、カメラマンが生後5週間のミーアキャットの赤ちゃんを側で研究し続けるうちに、まるで半共生関係にあるような不思議な光景が見られるようになりました。
以下、愛嬌たっぷりのしぐさをみせるミーアキャットの姿を動画で楽しんでください。
ミーアキャットの群れ
どうやら、猛禽類などの天敵から身を守るため、視点が高くなるカメラマンの頭上に立ち上がって、監視に最適な広い視野を会得したようです。
人の頭上や体の上によじ登って見渡すだけでなく、カメラマンの影に入って体を休める姿も。
ミーアキャットは地下に巣穴を掘って群れで生活する社会的な動物です。名前にキャットとありますが、ネコ科ではなくマングース科。
後足と尾で立つのは、外敵を警戒するときのポーズで、カメラマンの頭上でも前足を上げて、周囲を見渡しています。
ミーアキャットは、これらの見張り役をはじめ、子育ても群れで分担しながら生活しています。
Magic meerkat moments – BBC