職場での人間関係は、ときとして仕事に大きな影響を与えることがあります。
おそらくほとんどの人が、職場で人から好かれたいと考えているかもしれませんが、特に上司との良好な信頼関係は、仕事を円滑に進めていくうえでの重要な要素だと考えられています。
事実、上司は、企画の決断や実務的な評価、昇給、昇進の審査など多方面で、あなたの仕事のやりがいや達成感、成功に重要な影響を及ぼす存在です。
そのため、もし上司に嫌われているようなら、決してたやすくはないかもしれませんが、その事実を受け入れ、何かしらの変化を生む試みが必要となります。
そこで、ここでは、「もしかしたら、上司に嫌われているかもしれない」と思ったときに参考になる、嫌悪感を示す上司の態度や言動についての心理学的なサインについて紹介します。
実は、上司のちょっとした態度から、自分への評価や好悪の感情を感じ取ることができるのです。
上司に嫌われている心理的なサイン
- 決定権を与えない
- 仕事での決定を下す場面で、他の人との話し合いは行うが、自分の意見には決して耳を貸してもらえない場合、上司はあなたの意見を評価していない可能性があります。
- 他の人にはないのに、あらゆる行動を逐一細かく管理してくる
- 信頼されていない証拠です。
- 不愛想である
- 質問をしたときの返答が、自分のときだけいつも「はい」や「いいです」といった不愛想なものである場合、それは、あなたのことを好きではない兆候の表れかもしれません。
- 直接の会話を避ける
- できるだけかかわる時間を制限しようとしているのかもしれません。
- 仕事へのフィードバックがない
- フィードバック(反応)がないのは、あなたの仕事のパフォーマンスや手ごたえ、将来的な展望について無関心である可能性があります。
- みんなの前で非礼な態度をする
- 会議中や同僚の前など、人前で公然と、あなたのアイデアを批判したり、失礼な態度で恥をかかせたり、大声でどなるなどして困らせるような態度を取る。
- あいさつをしない
- ただ気に入らないことや嫌悪感を示しているだけかもしれません。
- 技術や知識のいらない単調な仕事や忙しい仕事ばかりを与える
- あなたの仕事や能力に対する評価が低い、または信用していない(不信感を持っている)。
- 目を合わせようとしない
- あなたに対する敵意を悟られるのを恐れているのかもしれない。
最後に
まず、上記のような態度は、上司だけの責任ではなく、もしかしたら自分にもなんらかの問題があるのかもしれないことを頭に入れておきましょう。
そのうえで、上司からの反応は、自分を成長させるためのメッセージとして受け入れてみてください。