EQ(心の知能指数)が高い人にみられる7つの特徴

EQ(心の知能指数)が高い人にみられる7つの特徴仕事・勉強に役立つ話

IQについては耳にしたことがあっても、EQ(EI)については知らない人は多いかもしれません。

一般的に、IQの高さや知識レベルを表す言葉には、賢い、知的な、おろか、頭が鈍い、痴鈍なといった言葉がよく使われています。

それに対してEQは、心の知能指数(こころのちのうしすう)のことで、自分や他人の感情を認識し、それに対して対応する力を測る数値を意味します。

一昔前までは、この感情を理解するEQに関しては、それほど重要視されてきませんでしたが、現在は、さまざまな専門家によって、社会的な成功や人生の質を高める大きな要因となり得ると信じられています。

ここでは、 EQ(心の知能指数)について、EQ値が高い人によくみられる7つの特徴を中心に分かりやすく紹介します。

EQとは

EQ(心の知能指数)が高いとは、自分の感情を的確に表現でき、それに責任をもつことができることを意味します。

人はよく「あなたに傷つけられた」と自分の感じ方で相手を非難しがちですが、EQレベルが高い人は、「私が(原因)によって傷ついた」と自分の感情は、人のせいではなく自分に責任があることを理解しています。

そして、自分だけでなく、他者の感情も理解し、管理することができます。

つまり、自分の気持ちを認識し、感情とその要因となっている問題のバランスをとるだけでなく、他者の気持ちに共感や思いやりを示すことができるのです。

これは、ビジネスや実生活において、すべての関係の重要な部分だといわれています。

たとえば、優れたリーダーは、相手のモチベーションについて、やる気を起こさせる方法まで知っています。

EQ(心の知能指数)が高いことが分かる7つのサイン

一般的に、EQ(心の知能指数)が高い人は、健全な肉体をもち、人に人生へのポジティブ(肯定的)な印象を与えます。

そして、他者との充実した関係を築き、EQ値が低い人に比べて成功者として名を残しやすいといわれています。

EQ値については、まだあまり理解が浸透していませんが、下記に、EQ値が高い人に共通してよくみられる特徴を紹介します。

1、言葉がなくても人の気持ちを察する

顔の表情や、腕の組み方、姿勢などから、他者の感情を理解できます。

たとえば、床をふしめがちに見ていたり、肩が落ちて背中が曲がったように前屈みになっている様子から、相手の気持ちの状態や変化を汲み取ることができます。

2、人の感情や思いへの関心がある

誰かに「あなたはどう思う?」と意見を聞かれた場合、その人があなたに対して関心があったり、理解しようとしていたりする可能性があります。

EQが高い人は、相手を知り、理解しようとし、さらには返答に耳を傾けるのです。

3、メンタル面での回復力が強い

挫折、敗北、失敗など、たとえものごとが思い通りにいかなかったり、嫌なことがあったりしても、くよくよ悩むのではなく、自分には機が好転するまで屈せずにやり抜く強さがあることを知っています。

失敗を内面まで取り込まず、平常心を保って、早く立ち直れる力があるため、ストレスにも負けません。

4、自分の改善すべき点を知っている

EQが低い人は、自分は世界を知っており、なんでもできると考える傾向があり、悪いことが起きると、自分ではなく環境や他の人を非難し始めることがよくあります。

それに対してEQが高い人は、自分の立ち位置を知っており、自身の改善すべき点が分かっています。
そして、常に学ぶ姿勢で、成長し続けています。

5、感情を自覚している

自分が何を感じ、その思いがどこからきたもので、どのように処理すべきかを知っています。

感情は、思考を停止させるのではなく、解決策に導いてくれます。

6、マイナス思考を避ける

ものごとがうまく進まないとき、たとえそれが自分のミスが原因であったとしても、自分自身を激しく非難するのではなく、悪かった点を認めて、うまく解決する方法を探り、前に進みます。

よい意味でのプラス思考をもち続けて、ストレスやトラブルに負けない強い精神力があるのです。

7、成功を追求する

夢をもち、自ら実現するための戦略をたてて、ゴールが遠かろうが一歩一歩進み続けていきます。たとえなにかにつまずいて後退したとしても、問題を調整することができます。

失敗は、それをあきらめて放棄したときにだけやってくることを知っているのです。

最後に

EQは、生れながらにもった部分もありますが、幸いにも、IQや頭の良さには関係なく、環境や自身の態度、ものごとへの姿勢によって高く伸ばすことができます。

EQを高めることで、他者とのコミュニケーション不足や誤解が防げるため、それだけ社会的に成功できるチャンスが増えてくるともいわれています。

いま、EQは、人間関係の調和や仕事の深い部分に根差し、バランスを保っている重要な要素として注目され始めているのです。

参照元:7 Signs of Emotional Intelligence: Which of these do you possess?