ナルシストな上司の扱い方や対処法

2018年1月12日

「ナルシスト」や「ナルシズム」という言葉を聞くと、ムダに自分の話ばかりをする軽い人や遊び人を思い浮かべるかもしれません。

しかし、そういったステレオタイプのイメージはほとんどの場合、間違っています。

自己愛(ナルシシズム)は、健全なレベルであれば、自らを高め、自信をもって生きるために必要なことです。しかし、自らを特別に感じる感覚が病的なまでになると、周囲を傷つけ、害を与えていくようになります。

心理学の研究によると、ナルシストは、他のどこよりも会社の役員室で見る可能性が高いといわれています。

職場に自己愛の強いナルシストな上司がいる場合、彼らは、自身の業績を過大評価し、他者への共感力が欠けているために、自分本位な行動をする傾向が高く、周囲の人を苦しめています。

そのような傲慢で、扱いにくい上司と仕事をすると、心のエネルギーが日々消耗されてしまうため、ここでは、ナルシストな上司にうまく対処していくための、とても効果的なアプローチの仕方について、臨床心理学者であり「ナルシシズムの再考:悪性と良性の自己愛」の著者であるクレイグ・マルキン氏によるアドバイスを分かりやすく紹介します。

クレイグ・マルキン氏は、ハーバード大学メディカルスクールの教授でもあります。

ナルシストな上司の対処法

ナルシストな上司は、他者から影響を受けることや、自ら反省することを嫌い、悪いのは全て環境や相手だと決めてかかる傾向があります。

また、人が話をしていても、基本的に無関心で、話を聞く代わりに、自分が話す機会を待っています。

そのような傲慢な上司との関係を守りつつ、仕事をうまく進行させるために非常に有効なアプローチの仕方が、下記の2つです。

ナルシストな上司にコントロールされない方法

ナルシストな上司は、他者をコントロールするのを好みます。

対人関係を操るのが上手なので、一見すると魅力的にみえるかもしれませんが、彼らは、自らの目的を成し遂げるために、協力者としてではなく、他者を支配してリーダーシップを発揮しようとする傾向があるので注意が必要です。

まず、彼らがあなたを励ましにやってきて、気遣いや面倒を見るようなそぶりをみせたときはいつでも、心にとどめておくべきことがあります。

たとえ、彼らが、自らの手柄や偉業にもとづいたアドバイスをしてきたとしても、上司の自分本位なエゴは無視して、自分の意図に集中させて、次のように伝えてみてください。

「昨日、あなた(上司)が私に与えてくださった励ましの言葉に深く感謝しています。おかげでこの仕事が落ち着きそうです」と。

こういったフィードバックは、上司との信頼関係を強めるため、きっと上司のあなたへの接し方は、よい方向に変わっていくでしょう。これは、上司の自己愛的な傾向を実際に緩和させる方法のひとつでもあります。

ナルシストな上司へのアピールの仕方

あなたが、昇進のために、ナルシズム的な上司と接する必要がある場合、その上司は、組織やシステム全体のことを考えているような平均的な上司とは違うことを心にとどめておく必要があります。

ナルシストの問題は、部下を自分のコマとして考えているため、犠牲にして切り捨てたり、部下が収めた成功を自分の手柄にする傾向があることです。

ときには、自分のポジティブなイメージを維持するために、他者を意図的にけなすことさえあります。

そのため、あなたは、下記のように、自らの昇進の問題が、ナルシストな上司とどのようにかかわっていくかをアピールしなければなりません。

「私は、あなたがいつも会社の成長を考えていることを知っています。もし私がこのプロジェクトにつくと、私は、あなたにそれをもたらすことができます。このポジションにつけていただければ、あなたに貢献できます。ゆえに、私にこの機会を与えることは、理にかなっていると思います」

まずは、相手を褒めて、自分が支えになりたい気持ちを伝え、そして、本題に触れます。そうすると、上司は、あなたの昇進の問題を受け入れやすくなります。

その他の参考元:
7 science-backed signs you work for a narcissist