リンゴを水に浸けたまま1年間放置すると、時間の経過ごとにどのように変化するのかを紹介した動画。少し怖いけど、好奇心がくすぐられます。
最も不思議なのは、水に浸かった1年間の間は形も維持し、色も黄色のままだったのですが、水から出して空気にさらすとわずか2日で身は黒くなり、形も崩れてしまいます。
科学的な経験であれ、単なる好奇心であれ、自然がどのように時間をかけて有機物を分解していくかをユニークな視点でみることができる動画です。
さっそく以下に、リンゴの変化(生物学的プロセス)について時間の経過とともに紹介します。
リンゴが変化していく様子を間近で見ることができ、水や空気が有機物にどのような影響を与えるかについて学ぶことができます。
リンゴの観察日記
前回202日間放置した動画に寄せられたコメントをフィードバックし、今回はリンゴが浮かないように固定し、1年間(365日)空気に触れさせないで完全に水没させたものを記録。
初期の変化から最終的な劣化をはじめ、発酵やカビの繁殖について段階的に観察することができます。
リンゴが浮いてこないようにスタンドで固定し、水の蒸発を防ぐためにラップで覆い、空気を完全に遮断した透明な箱で撮影。
最初の数日間はほとんど変化が見られませんでしたが、4日目には水が少し濁り始めました。
6日目にはリンゴの皮に黄色い斑点が現れ、その後、数が増え、10日後にはリンゴが完全に腐ったように見えました。
20日目にはリンゴが少し浮き始め、30日目には水が濁ります。
水の中でリンゴは完全に元の色(赤)を失い、黄色がかったリンゴに。
最終的に丸1年後、水槽は完全に濁って腐ったように見えました。
ラップを外すと、黒いゼリー状の層が水面を覆っていましたが、本当の発見はリンゴにありました。
リンゴの中は奇妙なことに、見た目は腐敗しているにもかかわらず、形を保っていたのです。
中の果肉は、つぶれるほどではなく、缶詰の桃のようにやわらかく、黒く腐ったような外観はなく黄色で、においも予想より臭くはありません。
種子の中身は、白いペースト状になっていました。
水から出して空気にさらすと、わずか2日間で完全に黒くなり、崩れ始めました。
これは、リンゴを空気から隔離することが腐敗にそれだけ影響を与えるのかを示しています。