お菓子のパチパチキャンディーをなめると、なぜ口の中で音とともにはじけるのでしょうか?
このパチパチと鳴る音の正体は、キャンディーの中に閉じ込められた高圧の二酸化炭素ガスです。
一体、二酸化炭素がなぜ音を出してはじけるのでしょうか?その仕組みを以下に紹介します。
パチパチキャンディーの仕組み
ハードキャンディーは通常、砂糖、水、コーンシロップ、各種香料などから作られます。
まず、これらの材料を混ぜ合わせて加熱し、沸騰させて水分を飛ばします。
溶液のほとんどが、水蒸気となってなくなると、後には粘着性のシロップが残ります。
このシロップを型に注ぎ、冷やして固化すると、ハードキャンディの完成です。
パチパチキャンディーを作るには、このシロップに、高圧の二酸化炭素ガスを加えてから冷却する必要があります。
パチパチと鳴る音の正体は二酸化炭素
これにより、二酸化炭素の小さな気泡が形成され、キャンディの内部に閉じ込められるのです。
さて、このキャンディーを口に入れると、湿気(唾液)と温度がキャンディーを溶かします。
その結果、閉じ込められていた高圧の二酸化炭素の泡が放出されることで、パチパチという音が発生するのです。
つまり、音の正体は、泡から放出される高圧の二酸化炭素ガスだったのです。