電子顕微鏡を使って、私たちの身近なものを見ると実際にはどのような形状をしているのかを紹介します。
私たちが普段見ている形状とは全く違い、そこには予想もしなかったような世界が広がります。
個人的には、ナノスケールで見るバラの花びらが印象的で、平らに見える表面が、実は球状が連なる形状をしていたことに驚きました。
マジックテープ
マジックテープは、面ファスナーとも呼ばれ、面と面を結合できる2枚1組のファスナーです。
電子顕微鏡で脱着面を拡大すると、ループ状になった面に、カギ状になった面がひっかかることで固定される仕組みがよく分かります。
現在も、このカギ状の形状を工夫して、さまざまなマジックテープが商品開発されています。
バラの花びら
チョーク
針と糸
サメの皮
アリの頭
バナナのスライス
鉛筆の先
カリフラワー
毛糸
毛糸の一本一本は、複雑な形状をしていることが分かります。
塩とコショウ
トイレットペーパー
カミソリの刃
カミソリの刃は、一見すると鋭いのですが、電子顕微鏡で見ると想像以上に凹凸があります。