カクテルレシピの材料によくある「シンプルシロップ(シュガーシロップ)」の基本的な作り方から、より重厚な口当たりのリッチシロップ、デメララシロップの作り方まで、シロップのアレンジ方法や保存方法などとともに役立つ情報満載で紹介します。
シンプルシロップは、その名の通り、砂糖と水だけの超簡単なシロップ。
シュガーシロップとしても売られていますが、家で簡単に作れるのでぜひカクテルパーティーの前には手作りしておきましょう。
たくさん作ってストックしておくと、アイスコーヒーやアイスティーなどにも使えて夏場は特に重宝します。できたシロップは、きれいなガラス瓶に入れて保存しておくと、カクテルを作るときにクールな演出にもなりますよ。
シンプルシロップの作り方
シンプルシロップの作り方はとても簡単。
砂糖と水を同量入れたものを加熱してとかすだけです。
しかし、ここで多くの人が容量(ml)か重量(mg)かどちらを基準にすればいいのか悩んでしまうようです。
できれば重量で1:1の方が正確ですが、計量カップなどで測ってもそれほど違いはないので安心してください。
後は、鍋に砂糖と水を同量(1カップずつ)入れたものを、砂糖が完全に溶けるまでかきまぜながら弱火から中火にかけるだけ。
ここでは、沸騰させないように注意し、液体が透明になったら火からおろします。
できたシロップは、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管します。
シンプルシロップの保存方法と保存期間
冷蔵庫での保管期間は6週間から8週間を目安にして使い切りましょう。
リッチシロップの作り方
リッチシロップといわれるものは、砂糖と水を2:1で作ったもの。
作り方は同じですが、砂糖の濃度が濃くなるのでカクテルに重厚感が加わります。甘い物が好きな人におすすめのシロップです。
どちらとも砂糖の濃度が高いので、比較的長い期間保存できますが、リッチシロップの方が長く、6ヶ月間は保存できます。
デメララシロップの作り方
よく外国のレシピに「デメララシロップ/Demerara syrup」と記載されたものがありますが、このほとんどが、デメララブラウンシュガーというサトウキビの粗糖を使用し、同じ重量の水で加熱したものです。
デメララを使用した方がシンプルシロップよりもリッチな味わいのカクテルになります。
デメララシロップも、シンプルシロップと材料が違うだけで作り方は同じです。
シロップのアレンジ方法
スパイスやハーブ、フルーツ、バニラ、生姜(ジンジャー)など、さまざまな素材をシロップに加えることで深い味わいがプラスされます。
パロマやオールドファッションにアクセントを加えたいなら、ハラペーニョ2、3個分の輪切りやナモンスティックをシロップに浸してみましょう。
ダイキリのようなクラシックなカクテルから、女性向けの甘いカクテルまで、風味をプラスされたシロップを作り置きしておくことで、さまざまな即席カクテルを自宅で風味豊かに楽しむことができます。