Breaststroke – Toe-Draw Recovery
平泳ぎで最も水の抵抗を受けやすい膝から下の部分の抵抗を最小限にするために、リカバリーの時に足(キック)を揃える練習方法を紹介します。
平泳ぎで最も抵抗が大きくなるのがキックのリカバリー(蹴った足を元に戻すところ)。
このリカバリーの時に水の抵抗をなくしたいなら、キックの終わりから意識を集中し始める必要があります。
平泳ぎのキックのリカバリー練習方法
実際にはとても単純ですが、集中力のいる練習です。
まずは、平泳ぎのキックが終わった時点で、ただ両足のつま先がそろっていることを確認することから。
足をお尻に引き寄せるときもできる限り長い時間、両方のつま先を揃え、キックのためだけに離すように意識してください。
どうしても足が横に開いてしまう場合は、仰向けで平泳ぎのキックをしてみてください。膝が水面とちょうどスレスレに接するくらいの位置をキープします。
練習のポイント
とにかく平泳ぎのキック(リカバリー)の始まりの一瞬を意識します。
これは、水中で体に引き寄せるとき、足を体の外側からリカバリーするよりも、膝を開かないようにかかとを上げて、体の背後で維持する手助けになります。
最終的な目的は、足が水をつかんで後方に押し出す時だけ、水の抵抗を受けることです。
キックの最後の地点で、つま先が後方にむけてピンと伸ばされているかを確認してください。
キックの最後から、リカバリーの開始の地点まで、常につま先に意識を集中し、体の後方で美しいラインを作ります。
これがうまくいくと、ルーズなフィニッシュによる乱流や水の渦の影響から逃れることができます。