なぜオジギソウはおじぎするのか?

オジギソウがおじぎする理由キッズサイエンス

なぜオジギソウは触ると、おじぎをするように下側に垂れ下がるのでしょうか?

オジギソウの英語名は「タッチ・ミー・ノット(私に触れないで)」。

この植物に誰かが触れると、葉枕(ようちん)という突起で、水分量に変化が起こり、葉を閉じてしまいます。

以下に、オジギソウが触るとおじぎする仕組みについてみていきましょう。

葉を支える膨圧の仕組み

オジギソウの葉枕(ようちん)は、それぞれの葉の付け根にある細胞で、普段は水で満たされています。

この水が細胞の壁に圧力をかけ(膨圧)、この圧力によって、葉状体は直立することができる仕組みです。

さて、オジギソウの葉に触れると、触覚が刺激となり、植物の特定の部分が「さわられた」ことを伝える特定の化学物質(電気信号)を放出します。

急速な動きを媒介する電気信号

これらの化学物質(電気信号)は、葉枕(ようちん)の下側の細胞の水分を強制的に上側に移動させます。

水分が失われると、下側にはもはや膨圧はなくなるため、細胞が崩壊し、葉が下側に向けて垂れ下がる仕組みです。

参照元:Turgor Pressure – Why does a Touch Me Not plant close?