海洋探査船ノーチラス号で科学者たちが大興奮しているのは生きたメンダコとの遭遇。
触腕(足)の中に隠れるシャイなメンダコにメロメロの様子です。
メンダコは、最も深くて暗い深海の海底に生息するタコで、ダンボの耳のようなヒレをヒラヒラ動かす様子からダンボダコとも呼ばれています。
なかなか出会えないため、希少な遭遇に大興奮です。真っ暗な深海にすむ彼らは、黒いスミを吐く必要はなく、墨袋はありません。
以下は、米カリフォルニア州中央海岸沖で海底火山ダビッドソンの調査中に撮影された映像です。
Shy Octopus Hides Inside Its Own Tentacles | Nautilus Live
メンダコに無人潜水艇を近づけると、ひらひらと耳のようなヒレを動かしたり、8本の触手(足)で体を包み込むようにして隠れたりするかわいらしい姿に。
触腕の間には水かきがあり、膜のようにつながっていて、これを膨張・収縮させることで、素早く逃げたり、海底を移動したりもできます。
無脊椎動物の中で最大級サイズの脳をもつ頭足類は、食道神経環が発達した大きな脳が、食道を取り囲んでいるって知っていますか?
科学者たちのなかには、それを知って驚く人も。