暴漢対策に持ち歩くべき5つの護身グッズと使い方

かりに、女性が男性の暴漢やストーカーに襲われてしまうと、素手ではほぼ勝ち目はないかもしれません。

しかし、護身用グッズを正しく使えば、逃げ出せる可能性は非常に高くなります。いざというときは、とにかく逃げることを考えてください。

ここでは、護身術のプロであるGabrielle Rubinさんが、暴漢対策に持ち歩くと効果的な5つの護身グッズについて、その有効な使い方とともにアドバイスしたものを紹介します。

プロが選ぶ護身用グッズベスト5

護身用グッズと聞くと、スタンガンや特殊な警棒を思い浮かべるかもしれませんが、下記で紹介するのは、暴漢と勇敢に闘うのを目的としたものではなく、危険な状況から逃れることを最優先に考えられたものです。

持ち運びやすくて防犯効果が高く、力が弱い女性にもおすすめのアイテムです。

1. 防犯スプレー(催涙スプレー、唐辛子スプレーなど)

防犯スプレーは、噴射するだけでよいので素早く簡単に扱えて、非常に効果的です。

相手の目や皮膚、呼吸器系に重度の刺激を与えるため、長く使われてきた防犯グッズのひとつです。

複数の暴漢に襲われたときにも有効で、相手との距離を保ったまま瞬時に動きをとめ、その間に逃げることができます。

ただし、使い方には気をつけなければなりません。接近している暴漢を狙って噴射すると、自分の目にも入る危険性があるので注意してください。

また、含まれている化学物質は攻撃者の攻撃を阻止するのではなく、単に攻撃を遅くするだけなのを知っておくことも重要です。あなたが逃げる時間をかせぐのには役立つでしょう。

※ 詳しくはこちらをご覧ください。
暴漢に襲われたときの護身術/決してやってはいけないこと

使い方のポイントとしては、相手の顔を集中的に狙うよりも、相手と自分の境目(逃げる方向を避けた自分の周囲約180度近く)をできる限りカバーするように水平にシューと線を描いて噴射してから逃げてください。

UVマーキング染料が含有されているタイプの防犯スプレーなら、加害者を識別するのにも役立ちます。

2. クボタン

クボタンは、中が空洞になった筒状の軽くて短い警棒です。Gabrielle Rubinさんが持っているようなプラスティック製のものや樹脂、金属など、様々な材質があります。

引用:キーリングが付いていてキーホルダーとして使え、鍵束の携行用具を装ってクボタン本体を腰のベルトに脇差しのように手挟んで携帯する。形状は単純だが、習熟すれば「打ち」「突き」「払い」「締め」等、護身に有効な技を繰り出すことができる。 ja.wikipedia.org

暴漢に背後から首元を羽交い絞めにされたときに、後方に向けて脇の下から相手の股間を突いたり、カギの部分を持って、ヌンチャクのように肩の上から振り上げて相手の顔に打ち付けることができます。

刃物を運ぶのに慣れていない人にとってもおすすめの防犯グッズです。

3. 防犯ブザー

誰かに救助を求めるには、まずあなたが困っていることを知らせる必要があります。そんなときに役立つ携帯グッズが防犯ブザーで、130デシベル相当の大音量のアラームがついていたり、電池が故障した場合に備えて笛がついていたり、カギにつけられるキータイプもあります。

さらに、防犯ブザーは、音で助けを呼ぶだけでなく、暴漢に襲われたときに身を守る武器にもなります。

たとえば、暴漢に腕や足などをつかまれたときに、防犯ブザーのピンを引き抜いて、犯人の片耳を覆うようにあててください。まれに、大きな音を鳴らしただけでは逃げない暴漢がいますが、このように、耳に直接防犯ブザーをつけられたら、どんな大男でもほとんどがつかんでいた手をゆるめます。その隙に、逃げてください。

ただし、ブザーの警報は、攻撃者を怖がらせるかもしれませんが確実に追い払うものではないため、助けが来ないことも想定して他の護身グッズと併用して補助的なものとして携帯しておきましょう。

4. 防犯ホイッスル(笛)

防犯ホイッスルのメリットは、いざというときに電池切れの心配がなく、吹くだけで助けを求められる点です。

犯人を警告するようにおもいきり吹いてください。

5. LEDライト(小型懐中電灯)

最近では、点灯によって暗い夜道でも自分の場所を知らせられるといった目的で、LEDライト付の防犯ベルやホイッスルも増えています。

LEDライトは、接近戦で、直接相手の目に照射して近づけると、眼球に勢いよく大量の光が入射するので、まぶしさによって犯人の手をゆるませることができます。これは、逃げる隙を作るのに有効です。

補足:便利な護身用携帯アプリの存在

実のところ、多くの人が効果的な護身ツールを毎日持ち歩いていることに気付いていません。

携帯電話です。あなたの携帯電話は、襲われそうになったときに警察に電話するためだけではなく、AndroidやiPhoneなどで利用可能な自己防衛アプリの利用ができます。

自己防衛アプリのなかには、大きな警報サイレンや多色のスクリーンライトの点滅、およびスマートフォンのトーチライトを同時に作動させて攻撃者にできるだけ多くの注意を向けさせたり、ソーシャルメディアやSMSメッセージと統合して友達に助けが必要であること警告したり、緊急通話を発信したりできるものなど多岐にわたります。

暴漢から身を守る方法はいろいろあります。これらを、他の護身グッズと組み合わせるとよいでしょう。

最後に

あなたは、暴漢や強姦の加害者からの攻撃に対抗する準備ができていますか?

加害者は、駐車場の中や暗い路地で襲ってくるとは限りません。実際に、アメリカでは強姦被害者の80%以上が顔見知りによる被害だといわれ、ほとんどのケースは、彼らがそういった状況に対抗する準備ができていないときに起こります。

無料の携帯アプリをはじめとした護身グッズは、普段から護身に対して意識を高め、あらかじめ計画をたてる必要性を知らせてくれます。いつ走り去るべきか、いつどのように護身グッズを使用すべきか、反撃する必要がある状況などを考えるよい機会となるでしょう。

適切な護身計画が整っていれば、被害者になるのを避けることができます。

たとえ護身グッズを持っていたとしても、使用方法が分からなかったり、すぐに取り出せないところにあったりすると対応が遅れてしまうため、事前に使い方を練習し、護身グッズは、手の届きやすい場所に置いておくことも大切です。

防犯対策における最善策は、危険な人や場所を避けることです。防犯グッズを身につけるだけでなく、危険な人や場所からは距離を保ち、常に近い出口や逃げる場所を知っておく必要があります。

護身の目的は、闘いに勝つことではありません。怪我なく生き残り、逃げることです。

自分を守れるように訓練された海軍のようになる必要はありませんが、いざというときに備えて、護身計画を立てるべきです。そして、問題に直面したときに、無傷で逃げるためのチャンスを自分で作ってください。

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