今回は、もし目でWi-Fiを感知できるとしたら、それはどのように見えるのか、また、見ることができたら私たちに何が起きるのかについて紹介します。
テクノロジーが発達した現代社会では、目には見えない電磁信号や電波の世界が身近のいたるところに存在しています。
今やWi-Fi(Wireless Fidelity)は、地球上のインターネットトラフィック(通信量)の60%以上を占めるほど。
このように、Wi-Fiはどこにでもあるようにですが、人間の目では感知できません。
しかし、もしそれが見えるとしたら?
Wi-Fiはどのように見えるのでしょうか?そして、もし見ることができたら、あなたに何をもたらすのでしょうか?
人間の目はWi-Fiの電波を見ることができない
人間の目は非常に優れています。私たちは、410ナノメートル(紫ベースの色)から約680ナノメートル(赤ベースの色)までの電磁波の波長を色として感じることができます。
これが「可視光線」であり、「可視スペクトル」と呼ばれるものです。
そして、これは、人間が何のハイテク機器も使わずに目で見ることができる光の領域です。
Wi-Fiのようなものは、人間の目には見えません。
しかし、もしそうでないとしたら、Wi-Fiはどのように見えるのでしょうか?
目には見えない電磁波の世界はどんな姿なのか
世界には40億人以上の人々がインターネットにアクセスしています。
これは、とても多くのWi-Fi信号です。
もしそれが見えるとしたら、目に見えない電磁場の世界を覗いていることになります。
Wi-Fiは、ギガヘルツ(GHz)帯のデータを送受信しています。
もしあなたがこのレベルの信号を見ることができるようになったとしたら、最大で30GHzの周波数、10mm以上の波長を見ることができるでしょう。
なんだか、そこまで悪くないような気がしませんか?
しかし、Wi-Fiの波(パルス)は、約15cmの間隔で発生していると言われ、それらの電波は波のように進んだり、他の電波にぶつかって曲がったり、反射したりめまぐるしく動いています。
つまり、これは、色とりどりの波長帯があなたの視界を支配することを意味します。
Wi-Fiの世界が見れたら私たちに何が起こるのか
タブレット、携帯電話、パソコンやゲーム機、家電など、私たちの家にはWi-Fiに依存するものが数多くあります。
また、街中の公共Wi-Fiネットワークのように、電波の利用可能範囲は日々拡大し続けているので、視覚的な刺激が過剰になるでしょう。
控えめに言っても、目で見る色とりどりの世界に圧倒されます。
目からの過度な刺激で体に不調が起こる
結果的に、視覚からの刺激による身体の不調は避けては通れないでしょう。
Wi-Fiルーターやアンテナは、木や建物、街灯など、ほとんどのものに取り付けることができます。
それらが設置されていない平原に逃げ込めばいいと思っても、一般的な屋外ルーターは、その場所から約90m以上離れた場所に信号を発信することができるため、ルーターが周囲に作った円形のデータフィールドにまさに囲まれている状態です。
あなたはおそらく、絶え間なく続く光と異常さから逃れるために、最も深い洞窟を探して隠れることになるでしょう。
しかし、このようなことが実際に起こるのでしょうか?
いつかWi-Fiを見ることはできるのか
技術的には実現できるかもしれませんが、自然に起こることではありません。
例えば、赤外線ゴーグルのような最新機器が発明された場合、それを着用して、光の刺激に疲れたら外すということはできるかもしれません。
しかし、このWi-Fiを目で感知する能力をずっと持っていたら、圧倒的な量の視覚情報に押しつぶされてしまうでしょう。
Wi-Fiの動作を目の当たりにできるというアイデアはとても素晴らしいものですが、それは自分自身ではなく、テクノロジーに限定すべきでしょう。
幸いなことに、私たちの目は、このような電磁波の世界を見ることはできません。