使用していない電化製品のプラグを抜くことで、年間数万円も節約できると主張する人がいます。
この考えは多くの議論を巻き起こしましたが、本当でしょうか?
電化製品は、使用していないときでも受動的に電力を消費し続けているのでしょうか?
残念ながら、答えはイエスでありノーです。
コンセントがささったままのデバイスが使用されていない場合、それは「仕事」をしていないので 、電力を消費するべきではありませんよね?
しかし、充電器のように、デバイスのスイッチが入っていない状態、または待機状態でも常にコンセントから電力を消費しているものがあります。
以下に、電化製品やデバイスの電源を切っても電気は使っている可能性があるケースについて紹介します。
電力を消費しやすい電化製品とは?
テーブルランプやラジオなど、多くの電化製品はスイッチを「入」と「切」と切り替えることで電力の使用をコントロールできます。
ただし、これはすべてのデバイスに当てはまるわけではありません。
充電器は未使用中でも電力を消費しやすい
実は、充電器はこの代表的な例の1つであり、おそらく家で最も明確な「エネルギー吸血鬼」です。
ラップトップ、タブレット、スマートフォンなど、多くの人が複数のデバイスを持っており、それらすべてを常に充電しておく必要があります。
そのため、多くの場合、充電器はコンセントにささったまま、次にデバイスが必要になるまで待機しています。
この場合、電力量はわずか25ワット程度かもしれませんが、4~5台分のデバイスで1年間分の使用料で計算すると、合計はかなりの量になります。
これらのささいな行為は、1つもメリットなしに最大10倍の受動的電力を消費する可能性があるのです。
ケーブルボックス、Apple TV、Xbox コンソール、およびその他の同様のデバイスも、常に一定の電力消費を使用します。
これらのデバイスは多くの場合、「スタンバイモード」で待機し、ボタンを押すだけで注意を喚起したり、アクティビティを実行したりできるように常に電力を消費しているのです。
複数個のコンセントプラグがついた電源タップは、グループ全体への電力の流れをコントロールするのに最適ですが、電源タップが常にオンになっていると、不必要に電気を利用して請求額が増加する可能性があります。
見落としやすい電力消費
さらに、見落としやすいエネルギー吸血鬼もあります。 コーヒーマシンや目覚まし時計、DVDプレーヤーや電子レンジに至るまで、デジタル表示やディスプレイの形で常に電力が使われています。
これらのLEDディスプレイを点灯させることも、小さいながらも常に電源に負担をかけます。
節電対策はあるのか?
エネルギー吸血鬼の問題に対する明確な解決策はありませんが、未使用中の消費電力を数値で表示できる電気メーターや、月々の光熱費のチェック、さらには、電力節約をうたった電化製品を探すなど節電の方法はいくつかあります。
一部のデバイスは、古くなると電力の消費量が増加する可能性もあります。
これらの小さな浪費電力の塊は、あまり重要ではないように見えるかもしれませんが、製品と現在の使用習慣に応じて、毎年電気代を数百円から数万円節約できる可能性があるのです。
いかがでしたか?
何をコンセントに接続し、どれくらいの時間放置するかについて注意を払うことで、お金を節約し、同時に環境を保護することができそうですね。