平泳ぎのストロークでよくある間違いトップ5

水泳教室

平泳ぎのストロークで最もよく見られる5つの間違いと悪いくせの直し方について、U.S. Masters Swimmingより、アメリカの水泳コーチCokie Lepinskiさんによるアドバイスをもとに紹介します。

U.S. Masters Swimmingは、全米で2,000以上の水泳プログラムおよびイベント(オープンウォーターやプール競技を含む)を提供している機関。

水泳では、どのストロークでも、上手に行うには、水の感覚を高める必要があります。平泳ぎの場合は、手から腕にかけて受ける水の感覚が特に重要です。

平泳ぎの間違ったストロークと直し方

推進力を上げるには、水への感覚を高めるだけではなく、適切なストロークを実行することも大切です。

手の平が下を向いたままリカバリーをする

平泳ぎのプルで水をかくとき、手の平が常に下向きで水面をなでるストロークになっている。

水を引き寄せる時の延長で、手の平が下を向いたままであると、ただ水をなでているだけの状態になり、水をつかむ感覚を得ることができなくなります。

プルの腕の動きの幅が狭い

平泳ぎのプルの腕の動きの幅が狭い

平泳ぎのプルの時に、(まるでバタフライのストロークのように)手の平を体に引き寄せるように水をかくと、肘が上がらずに指先が下がりすぎて、窮屈な腕の動きになります。プルの時の手の平は体よりも外側に向けて水をかきます。

逆にプルで腕が広がりすぎるのも問題です。手を前方に伸ばした後、外に向けて強く押して広げてしまうと、キャッチの生産性(水をつかむ量)が低くなるので注意してください。

プルで肘が下がる

平泳ぎの肘が下がる悪い例

平泳ぎのストロークでは、肘が極めて重要なポイントになります。

プルの時に肘が下がると、水をつかむことができなくなるだけではなく、重心が後ろに移動してお尻が下がり、体が沈んだ状態で息継ぎをするようになります。

プルの手を引き過ぎる

プルで手を引き過ぎる

あまりに長くプルをすると、肘の位置が下がった状態で、水中の深い位置まで水をかくようになります。肘の位置は、常に肩よりも前で維持してください。

ストロークの最後で前方の腕が曲がっていたり、下がっている

ストロークの最後は、前方で腕をしっかりと伸ばす必要があります。腕が曲がった状態では、水平なストリームラインを作れず、平泳ぎで一番推進力が上がる最後のポイントでスピードにのることができなくなります。

平泳ぎは、水の抵抗を最小限にすることを第一に考えなければなりません。

そのためには、1回ごとのストロークを、腕を伸ばした状態で完了する必要があります。

両腕を耳の真横でしっかりと伸ばした後、親指を下げて手の平を外側に向けて次のストロークの準備に入ります。

残念ながら、あまりに多くの水泳選手が、平泳ぎのリカバリーで、前方に出した手が下がっていたり、動きが遅すぎたりする傾向があります。

これについては、アメリカ中部のインディアナ州にあるスイミングスクール(Brownsburg Swim Club)で、平泳ぎのリカバリーの手を高い位置に保ったまま、前方に鋭く突き出すために考えられた練習方法を<a href=”https://www.goswim.tv/”>GoSwim</a>で見つけたので紹介しておきます。

練習方法を動画で見る>>

練習方法は、とてもシンプル。通常の平泳ぎのストロークよりも指先をわずかに上に傾けて、水しぶきが立つほど、おおげさに素早く前方に出すだけ。その直後に頭を下げ、ストリームラインになります。

前方に水を押し出すという変なクセがつくことを恐れず、よりアグレッシブでな平泳ぎのリカバリーを体験するのが目的です。最終的には、指先を少し下げて通常の平泳ぎを泳ぎます。